2024年 03月 03日
前回は本格的な越冬前に訪問していたが、ずっと再訪問出来ておらず今日は3/3となってしまった。 今回は先に谷戸を観察 8時過ぎに訪問。朝はまだ寒い日があるが、昼間はだいぶ暖かい日が多くなってきた。 谷戸の田んぼには通年水が溜まっているが、流石にまだカエルたちの卵はなかった。時折谷戸に響くウグイスのさえずりはだいぶ上手い声が聞こえてきている。 前回見つかった林を探索。20℃を超えた日もあったので、念の為手前の木から順番に探していったが、新たな場所にいる個体は見つからなかった。 そして前回越冬していた場所には動かずにいた1頭が見つかった。 SONY α7CII+MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical そして次の自然公園に移動。 まずは池から10~30m程の斜面で探索。11月訪問時は2年ぶりに2頭見つかり安堵したが、今回はどうだろう。 ホソミオツネントンボ 1時間ほど探してみると、このエリアだけでホソミオツネントンボは4頭程見つかった。 SONY α7CII+MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical ホソミイトトンボ 斜面にあるヒノキエリアでの探索。このエリアでは3頭見つかった。 SONY α7CII+MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical 池から続くほぼ真っすぐ林道。 その左側エリアにまばらに生えている杉・ヒノキがあり、それらを順に探索。 ホソミイトトンボ 4頭目 池から約150m程の道脇の木で4頭目を発見。 SONY α7CII+MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical ホソミイトトンボ 5~7頭目 そして池から約220m程離れた杉の木に3頭まとまって越冬していた。
SONY α7CII+MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical ■今回のまとめ ●ホソミイトトンボ 谷戸で前回と同じ1頭、そして自然公園で前回は2頭だったが今回はほぼ同じエリアの探索で7頭確認。 7頭のうち、前回見つかった2頭と同じエリアで1頭増の3頭、そして前回はゼロだった池から遠目の場所で4頭見つかった。 2019年の台風での大打撃後としては一番多く見つかった日となった。 #
by Nature_Oyaji
| 2024-03-03 13:50
| トンボ
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2024年 02月 25日
■文京区の植物園の初探索と冬の雨の中、春を待つホソミオツネントンボ撮影 先週は観測史上初の夏日となった北関東。千葉なども25℃は超えなかったものの20℃はゆうに超えた日もあった。 そんな日が続くと真冬の越冬場所から移動してしまう個体もいるので、観察場所に行っても新たに探す必要が出てくる。 まず土曜は初の文京区の植物園を訪問 都内23区での3ヶ所目(1.皇居付近、2.葛飾区都市公園)のホソミイトトンボ越冬個体探しで文京区の植物園に初訪問。 ここは300年前から保護・管理している植物園で小さな池などもあり、ある方のブログではホソミイトトンボも撮影していた。 ただマップで周りを見てみると他の緑地などからはポツンと離れているので、台風などで一時的に飛ばされてきた事も考えられる。 初めて訪問してみたが池の様子や植えられている木々や植物の様子、更に小高い場所には針葉樹林もあり、普段越冬個体を探している里山等の山間そのもので、繁殖していてもおかしくない。 特に2枚目のヒノキは池近くにあり、越冬場所として良さそうに見え、遠くにヒノキが見えた際は勝利決定と思えたのだが、残念ながら発見できなかっった。 その後、小高い場所の針葉樹林も丹念に探してみたが、そこでも見つけることが出来なかった。 iPhone 13 mini 日曜の活動は雨の日のホソミオツネントンボ観察 20℃を超える日もあったり急に冬に逆戻りしたりの一週間でしたが、先週末は冬の雨の日となった。 まだ移動していない個体や新たな場所にいる個体を探して、雨といっしょに今の様子の撮影で訪問。 ホソミオツネントンボ(♀) 真冬に訪問した際も数は数頭見つけることが出来たが、今日はなかなか見つけることが出来ずやっと1頭のメスが見つかった。 他の個体はおそらくはその当たりの枯れ枝や笹などに止まっているに違いないが、歩き回っても寒くて飛ぶことはないのでこの1頭飲みの撮影。 いつもながら代わり映えしない姿で、狙っていた雨は小ぶりのため沢山撮影したものの写った場面は残せなかった。
SONY α7CII+FE 90mm F2.8 Macro G OSS ■今回のまとめ ●23区のホソミイトトンボ探索 環境的にはここで繁殖していてもおかしくない場所なので、春先の繁殖時期などには一度訪問してみたい。 #
by Nature_Oyaji
| 2024-02-25 15:40
| トンボ
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2024年 02月 17日
■先週に引き続き栃木の越冬3種探索 先週5年ぶりにオツネントンボが見つかったが、もう少し左右の樹皮をめくって他の個体がいないかの確認とその付近のまだ見ていない木々で探してみようと思い訪問。 またそのエリアではまだホソミイトトンボ・ホソミオツネントンボの越冬個体を見つけていないので、その探索も実施。 ホソミイトトンボ いつものカトリヤンマ等を撮影しているエリア。 ここ数年でよく見かけるようになったが、林の草地の広いエリアのため越冬個体探索は当初は諦めていた。 ただ9月に撮影した場所は細い竹が左右に密集している細い道で、ここで越冬している可能性も高いと思い先週一度さっくりと探していたが見つからなかった。 今回は丹念に探してみたが、細かな竹の枝先ということもあり、今回も発見には至らなかった。 ホソミオツネントンボも同じ場所にいるだろうと思っていたが、ここでも見つからずまた持ち越しとなった。 オツネントンボ 越冬個体探索 越冬個体がいた倒木を見ると・・樹皮が左右大きく割かれて落ちていた。 先に誰かが探したようで念の為左右の残っている樹皮の裏を見たが越冬個体はいなかった。残念。 来年も観察できるかもしれないので、来る途中で買った紐で落ちていた樹皮を縛り付けておいた。 続けて2時間ほど、まだ見ていないエリアで同じような倒木や大木の剥がれかけた樹皮の裏や木の割れ目などを探していったが発見出来なかった。 諦めて移動。 オツネントンボ 別のエリアでの探索 太陽が高くなるに連れ気温が上がり12℃ほどになった。 次に訪れた場所は自然な状態ではなく、工事用の手のひらより大きめの石を置いてある場所で、何年も前に何度かここで日向ぼっこしているオツネントンボを確認していた。 今日は気温が高く暖かいので、こんな日は石の隙間から出てきているに違いない。 SONY α7CII+FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS 積み上げた石の周りを探してみると、元気に飛翔するオツネントンボを数頭確認。 SONY α7CII+FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS 産卵池周りを探索 念の為、産卵する池周りの草地を探索。 以前も産卵時はあれだけの個体がいる場所なので、この付近の蔓草ドームで越冬しているのでは?と思い探したことがあった。 今日は気温が高く既に飛んでいるオツネンを見ているので、もしここで越冬していたら飛ぶ個体がいるに違いないと思い、池から10~20m程離れた蔓草ドーム付近などを歩き回ってみたが、今回も飛ぶ個体には出会えなかった。 やはりこのような場所では越冬しないようだ。 SONY α7CII+FE 90mm F2.8 Macro G OSS 続けて付近を探索。 隣のゴルフ場との境にある古い杭。 iPhone 13 mini 大分無くなっているが、腐食防止にタールを塗ってある(近づくと少しタールの匂いがした)のでそもそもダメな気もする。 相変わらず手強い。 iPhone 13 mini 建屋付近で探索 この場所も今の時期にはよく見かけるので念の為確認。 日だまりのような暖かい建屋周りでは数頭確認。 SONY α7CII+FE 90mm F2.8 Macro G OSS 今日はここまでで探索終了。 ■今回のまとめ ●ホソミイトトンボ・ホソミオツネントンボ 今回も見つけることが出来なかった。 春一番も吹きだんだん春が近づいているが、まだチャンスはあるのでもう一度位は探してみたい。 ●オツネントンボ 他の2種の越冬場所探索と違うのは、樹皮の下などに隠れているため、探して剥がすともうその場所は来年は越冬場所にはならないということ。 木の裂け目や隙間なら、木が朽ちるまでは観察出来るのだが、見つけやすい樹皮裏はいたという確認が出来た時点で終わってしまう。 来年、隙間が出来た樹皮を探すということでもよいのだが、毎年定点観察したいとも思っているので、出来たら天然木の木の割れ目・裂け目で越冬している場所を探しておきたい。 そして産卵時期まであと1ヶ月ほど。年々高くなる平均気温の影響も気になるが今年はいつ頃から開始となるか、都下と栃木で観察したい。
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by Nature_Oyaji
| 2024-02-17 17:00
| トンボ
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2024年 02月 11日
■3連休の土日で今季2度目の栃木の越冬3種探索 その際はホソミオツネントンボとホソミイトトンボは越冬状態での個体を確認したが、オツネントンボはまだ暖かい日ということもあり、越冬場所と思われる朽木付近に数頭群れているのを確認していた。 年が明け本格的な冬になった2月、2度目の観察で訪問。2/5には関東にも久しぶりの大雪が降り、その影響も気になる所。 ホソミオツネントンボ いつもの草地に生えている木々には前回同様、多数のホソミオツネントンボを確認。 移動した個体もいるし、そのままの個体もいた。 SONY α7CII+MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical ホソミイトトンボ 前回13頭程見ていたが、移動したのか降雪で落ちてしまったのか(松の葉が重なったような不安定な場所などにもいた)、今回は3頭程しか見つけることが出来なかった。 一番多かった場所では8頭見ていたが、1頭だけしか見つからなかった。他の2頭は前回観察していなかったエリアにいた個体と前回見つけていた場所の個体。 SONY α7CII+MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical ネズ(ヒノキ科)にいた個体 ヒノキと違い葉が紐のような形状で、越冬場所として居ても良さそうで、他の場所で見かけるたびにチェックはしていたが、これまで一度も越冬している個体葉見ていなかった。それが今回、初めて静止している個体を発見。今後も越冬場所として観察が必要。 SONY α7CII+MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical このエリアで初めて越冬個体が見つかった木にいた個体 暖かい日だったので、いつ飛んでも良いような状態だった。 SONY α7CII+MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical 違う自然公園でのホソミイトトンボ探索 土日で2度訪問。 オオムラサキの越冬幼虫探しで数年前から訪問していた場所。通年水がある池や鴨も来る少し大きめのため池もあり、ホソミイトトンボが居てもおかしくない場所と思っていた。 土曜日、池の周りには越冬場所として良さそうなヒノキも沢山あり、一通り見て回ったが見つからなかった。 諦めて車に戻る途中で、雨風が当たりやすい普段見かけない環境の枝にいるホソミイトトンボが見つかった。 暖かい日に飛んで、そのままここで動けなくなった様に思える。 SONY α7CII+SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN 2頭目のホソミイトトンボ発見 日曜日、昨日チェックしていなかったヒノキを見て回ると、また1頭見つかった。 SONY α7CII+SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN せっかくなので、公園管理事務所の方に越冬場所を案内して撤収。聞くと昨年初めてホソミイトトンボが見つかったそうだ。 オオムラサキ幼虫 ホソミイトトンボがいた付近のエノキの根元で見つかった(毎年チェックしている場所) SONY α7CII+MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical オツネントンボ 土曜には一度一通り見て回ったが見つけられなかった。 日曜に同じエリアを再チェックした所、ようやく1頭見つかった。 2018年12月24日以来約5年ぶり。人工物ではなく倒木の剥がれた樹皮の隙間で越冬していた個体の発見となったので更に嬉しい。 先日、トンボスライド会に参加した際、朽木の奥深く、朽ちた木の粉が溜まっているような汚い場所で見つかったと聞いていた。 それまではきれいな場所が好みと思っていたので、ここに多いハルニレの樹皮の裏などはしっかり探していなかったので見逃していたようだ。 トリミング 気温が10℃以上ある日ということもあり、太陽に当たっているうちに気がつくとどこかに飛んでしまっていた。 SONY α7CII+SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN ■今回のまとめ ●越冬3種、それぞれの越冬個体を確認 オツネントンボの越冬個体が見つかり、ようやく1日で越冬3種の撮影が叶った。 ●ホソミイトトンボ 新たな越冬地を確認 栃木では2ヶ所目の越冬場所を確認。 カトリヤンマなどを観察している場所にも夏場多数見ているので、何処かで越冬しているはずなのだが、今回も発見には至らず。 ●オツネントンボ越冬場所について 今回の越冬場所は、12月の観察ではその付近には多数群れていた場所で、以前から群れていた付近に潜んでいるに違いないと思っていた(が、なかなか見つけられなかった)。 ほぼ横に倒れているハルニレは、西向きながら周りにはさほど木々はなく、よく日の当たる状態。 倒れた下側に長さ1m程、幅約1〜2cm程の割れ目があり、そこから入り込んだ様で、木部下側にしがみついていた。 下側に開いた隙間なので、雨は入りにくく、また木部下側にしがみついているので、雨が入ってもすぐ流れてしまうと思われた。 また次回、次の個体探しとしたい。 #
by Nature_Oyaji
| 2024-02-11 17:00
| トンボ
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2024年 01月 28日
■先週に続き皇居付近でのホソミイトトンボ再探索 先週はホソミイトトンボを1頭見つけたのだが、天気が悪くなってきたこともあり、他の個体は見つけることが出来なかった。 1頭見つかったということは他にも見つかりそうな気もするし、まだホソミオツネントンボも見つけられていないので再訪問とした。 まずは先週の個体確認から 9時半過ぎということとくもり空のため気温は6~7℃ほどだった。 先週見つけた個体は同じ枝に静止中で、腹部先端近くはやや曲げて典型的な越冬状態の姿だった。 静止中の枝はやや角度はあるが、よく見られる垂直ではない場所ではないので運が悪いと鳥が止まった際見つかってしまうかもしれない。 SONY α7CII+SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN 他の個体探索 敷地内の木々を改めて2時間ほど探してみたが、ホソミイトトンボもホソミオツネントンボも見つけることが出来なかった。 更には堀の向こう側の雑木林なども1時間ほど探してみたのだが、そこでも何も見つける事ができなかった。 今日は諦めて撤収。 一旦自宅に戻ってから近くの都市公園再訪問 昨年12月もホソミイトトンボ、ホソミオツネントンボの摂食中の個体を見ている。 そして過去何年も越冬個体を探しているのだが、未だに越冬個体には出会えていない。 ホソミオツネントンボの越冬場所としては、人通りも多い場所なので、高めの枝先ならいそうだが、やはりダメだった。 ホソミイトトンボは今日いた場所も頭に入れて似たような場所も探してみたのだが、今日も見つけることが出来なかった。 ■今回のまとめ ●ホソミイトトンボ 今日も無事確認出来た。 思うに過去23区内で越冬状態の個体は見つけたことがなく、自分の中では記念すべき初めての越冬個体となった。
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by Nature_Oyaji
| 2024-01-28 15:08
| トンボ
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