オヤヂのご近所仲間日記

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2017年 03月 13日

ホソミイトトンボの一年間の様子

■ホソミイトトンボの1年間の様子

越冬個体の撮影がようやく出来、また生態のピースが埋まりました。
それを加えて、ここまで観察出来たホソミイトトンボの1年間の様子です。

残り、3月中の色の変化や産卵場所へいつ頃集まり始めるのかの確認、まだ6月の様子やヤゴの撮影が出来ていませんが、それらを含め今季で完結させたい。

※12/4:初の12月撮影と移動先を確認。
※1/9:ようやく越冬個体を撮影。
※2/4:越冬状態を追加(オス、メス)
※3/11:越冬中のメスを追加
※9/3:夏型生き残り(♂)追加
※11/5:田んぼから移動後の集団を初確認
※11/19:集団で集まっている所を確認

●3月 
越冬中の♀ 2017/03/12撮影
この場所の朝方はまだ-2℃の日があるなど、まだまだ冷え込む季節。
でもそろそろ色の変化が出てくるはずで、いつ頃からまたどこから色が変化してくるのか気になる所。
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●4月 
すでに越冬色から変化
▽4/16 完全に春の婚姻色へ変化済
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●5月 
越冬型産卵の頃
▽5/11 交尾態
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▽5/13 産卵
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●6月 
夏型羽化 (ヤゴの様子は未撮影)
▽7/18に産卵が見られていますので、6月中にも羽化している可能性があります。確認はまた来年へ。

●7月 
夏型羽化と夏型産卵
▽7/18 羽化(6:55)7時前でここまで羽が伸びていますので、開始は6:30頃かと思われます。 
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 ▽連結(5:47)早朝ですでに連結状態で産卵時間を待つ
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▽産卵(8:30)一斉に産卵開始 このペアの中には写真は残せませんでしたが「越冬型♂+夏型♀」「夏型♂+越冬型♀」の組み合わせもあり、興味深いです。
夏型、越冬型で生息時期が異なる者同士の組み合わせで、微妙に働く遺伝子が異なるのでしょうが、そんなペアから生まれる個体はどんな個体が生まれるのか?
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●8月 
夏の暑い日 越冬型生き残り個体(♀)確認
▽虫友Tさんは8月下旬に羽化を確認済
ヤゴの様子は未撮影
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●9月 
越冬型羽化
▽9/4 
10:26 羽化自体は8月後半から開始 羽化時間帯は夏型の時は6:30頃からでしたが、越冬型は少しそれより遅めの感じ。特にこの個体はさらに遅い時間帯。羽化も時間差で行うようで、これも生き残りのための進化か?
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▽夏型の生き残り(♂)
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●10月

▽10/16 個体数はかなり減ったものの、少数がまだ羽化した田んぼ回りで確認。
その際確認した越冬色へ変化。
(♂)羽化後初めは青系色でしたが、回りの植物の変化似合わせるように茶系色へ変化。潜む場所も体色と同じ場所へ。
・全体はまだ青系色
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・胸周りから茶系へ
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・最後に尾部が変化
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▽♀
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羽化後、羽化した田んぼ回りに群れていたものの、10月になり徐々に数は減っており、越冬場所へ移動しているものと推測。

▽10/22 
ずっと観察してきた多産地では田んぼ回りではその姿が消え、越冬場所へ移動したものと思われます
。入れ違いにご近所で林の日当たりの良い場所で確認。こんな所で越冬か?
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●11月
▽11/5 
越冬していたエリア近くの羽化した田んぼから山に沿って約15~20m上部の開けた場所。
沢山の捕食中の多数の個体を初確認。ここで越冬前、栄養補給中。
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※だたこの2日後の11/5には殆ど見当たらず。新たな疑問。

▽11/19 
捕食していた場所付近にいる集団を確認。日当り良好の木に繁茂していたツル植物やその木の枝など。
早朝5℃位でも回転逃避。
越冬中はあまり日の当たらない場所での越冬なので、いずれ移動する可能性大(継続観察)。
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▽11/24 
自宅近くの日当たりの良い場所で確認。
ここにいつからいるのかまた来年の観察によりますが、羽化後は羽化した近場にいるようなので、比較的水場から近いこの場所にはずっといたのかもしれません。
9月羽化として3ヶ月間、餌取りには適している場所ですが、ここから本格的な越冬時期にはまた移動なのかもしれません。
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●12月
12/4 田んぼから約50m離れた小高い山あいの空き地でようやく移動した個体を発見。(12月初観察)
⇒11/5-11/19で同じ場所で新たに捕食~集団を確認したので、この時のものは暖かい日に集団から離れて越冬場所へ移動開始した個体だったかもしれません。
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田んぼ回りにはまだ1頭発見
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●1月 
越冬状態 尾部は少し曲げていて、その様子は辺りのツル植物が枯れた様子に似ている。これも擬態なのかもしれない。
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●2月 
ようやくメスの越冬個体を発見。

この場所で主に確認出来たのは、オスは田んぼの上方の場所にあるツル植物で越冬、メスは逆に田んぼ近くで竹ヤブで越冬。
越冬場所としては暗めで雨風が当たりにくいのですが、周りは以外と広めの空間がある場所。

思うにオスは尾部がツル植物の様に曲がりツル植物に擬態、メスはオスに比べて曲がりが少ないのでまっすぐな竹の枝の様な場所を選んで越冬の様。
もちろん必ずではなく、オスでも竹ヤブで越冬しているものも確認。
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by Nature_Oyaji | 2017-03-13 06:06 | トンボ | Comments(2)
Commented by えみこちょ at 2017-03-16 17:06 x
素敵なブログのご紹介、ありがとうございました。
どのカットも美しく、愛情があふれていて、とても勉強になりました。
これからもよろしくお願いいたします。
Commented by Nature_Oyaji at 2017-03-16 22:39
えみこちょさん
こちらこそ、生まれ育った地元の見ていなかった自然をありがとうございます。住んでいた時に、もっといろいろなものを探しておけばよかったとしみじみです。
また素敵な場面、よろしくお願いいたします。


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