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オヤヂのご近所仲間日記

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2016年 12月 03日

クロスジフユエダシャク 初の交尾態観察

フユシャクは今季でやっと3年目の観察。
一昨年は正月にチャバネフユエダシャク(ホルスタイン)の♀を撮影。
昨年は茨城にお誘い頂き、夜の撮影を堪能。
ただ地元でのクロスジフユエダシャクはオスは撮影していましたが、交尾態は未撮影のままなので、今季はなんとかしたい。
まだ観察も不十分なので、今日はそこから第一歩。

まずは同じ敷地のいつものホソミオツネントンボの様子。
先週3頭いたが、今日は色々探してみたものの1頭のみ。
クロスジフユエダシャク 初の交尾態観察_f0324026_15415820.jpg
Olympus E-M5II+M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro トリミングあり

さてクロスジフユエダシャクです。
9時半頃。ホソミオツネントンボのいる林にも気温が上がる時間になればオスが飛び始めるのですが、まだ少し早い時間帯の為1頭のみ。
隣の敷地の林は早くから日が当たっているので、様子を確認するとすでに10頭程飛び回っている状況。

聞いた話では、オスはメスのフェロモンを察知すると地面に降りて、翅を震わせながらメスを探すらしい。
メスは落ち葉の裏にいるらしく、うっかりするとオスはすぐ葉の裏に潜り込んでしまうので、しっかり見張っていないと見失ってしまう。

考えるにメスは産卵もあるので、余り木から離れないのではないか。そう思って木の根元に飛ぶオスを集中的に目で追ってみた。

●飛びながらフェロモンを探し、時に下に降りてまた探して。必死に嫁探し中。
クロスジフユエダシャク 初の交尾態観察_f0324026_15571311.jpg
Olympus E-M5II+M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

1時間程探して、ようやく頻繁に地面に降りたりまた飛び上がったりを繰り返すオスを確認。
翅を震わせながら地面に降りた付近を見ていると、こちらもオスと同時位に落ち葉の裏に隠れていたメスが見えました。
オスはすぐ交尾へ(葉の裏だったので、見えるように移動)。
クロスジフユエダシャク 初の交尾態観察_f0324026_15580053.jpg
Olympus E-M5II+M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro トリミングあり
クロスジフユエダシャク 初の交尾態観察_f0324026_15590583.jpg
Olympus E-M5II+SAMYANG OPTICS 7.5F3.5 FISH EYE/MFT BLACK トリミングあり
クロスジフユエダシャク 初の交尾態観察_f0324026_15593350.jpg
クロスジフユエダシャク 初の交尾態観察_f0324026_16000404.jpg
Olympus E-M5II+M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro トリミングあり
クロスジフユエダシャク 初の交尾態観察_f0324026_00353352.jpg
Olympus E-M1+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

交尾後はメスがかなり強引に移動。その際、オスは引きずられるまま移動でした。

今日の観察
●今日はメス1頭のみの確認で引き上げましたが、木の根元の葉の裏に潜んでいた。
交尾後の産卵があるので、産卵する樹木からは余り離れないのかもしれない。
ただ1頭だけの観察なので、本来はもっと広範囲に潜んでいるかもしれない。これは次回また観察。
●オスはフェロモンを感じると下に降りて翅を震わせながら歩き回る。そこを見つけられたら交尾態撮影はまず確実。
どこに潜り込むかしっかり確認すればよい。




by Nature_Oyaji | 2016-12-03 16:08 | フユシャク | Comments(0)


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