2017年 01月 28日

最後の越冬トンボ探し オツネントンボ

冬の越冬トンボ探し。午前中は家の用事もあり、午後からの活動。

今年になって虫友Tさんと苦労の末、ようやくホソミイトトンボの越冬姿も捉えることが出来、残るはオツネントンボの越冬姿とその場所探しのみ。
去年末から色々策を練ったりしていましたが、前回の正月元旦での活動は全くの外しで終了していたので、今日はいよいよ「暖かい日にでてきた所を追跡作戦」で場所探し実施へ。

14時着。
気温は13℃もあり、過去の経験からこの気温なら活動してもおかしくないのですが、真冬は初なのでその点も要観察。

以前探した建屋と草原の間。日当たりが良く過去目撃例も多い。当の本人も秋口に撮影している場所。

●まだツキがあるのか? 早速オツネントンボ(♂)確認
数歩歩いた所で、足元から飛び上がった個体を確認。
一旦フェンスに止まり、すぐ飛んで建屋の壁に張り付き。
越冬中の個体は、冬でも気温上昇時には越冬場所から暖かい場所に出て来て活動するという事を確認。
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Olympus E-M5II+M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

活性は非常に高く、この後少し寄っただけで夏場の様なスピードで飛翔。あっという間に真上に飛び上がり何処かへ。
この辺りは日なたぼっこには良い場所の様で、数メートルの範囲に数頭目撃。
それらはさっきの♂同様、活性が高くすぐ何処かへ。

●隅の方にいた♀ 
ホソミイトトンボの様にほぼ体の幅と同じ位のツル植物で日向ぼっこ中で、少し近づくと回転逃避で同様にこちらから見えない方向に移動。
ただ他の個体より近付いても飛ぼうとはしない。反応には個体差があるよう。
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Olympus E-M5II+M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

●移動先追跡開始
他の個体は行ってしまったので、この♀で追跡作戦の開始。
椅子とシートを用意し準備万端。気分は暖かい場所でピクニック気分。さていつ移動するか、何処に移動するか15時過ぎから観察開始。
今日の日没は17時過ぎ。その頃までには見失うことがなければ決着が付くでしょう。

16:00過ぎ 1時間経過・・動かず。
16:30過ぎ またオツネントンボ観察で栃木のKさんが来られていて、オツネントンボやその他のトンボについての情報を頂きながら一緒に観察。
やがて気温は10℃を下回り、Kさんからは今日はこの個体はここで過ごすでしょうとの事で越冬場所への移動観察は諦め。

改めてKさんからのお話やネットで得た情報をまとめてみると・・
●ここのオツネントンボは先ほどのツル植物や木の枝、竹の枝等での越冬や、草原の枯れた植物の根元に潜んで越冬する(草原に潜んでいる個体探しは大変だが・・)
●ネットで見かける集団での越冬姿は長野や福島、北海道など極寒地でのものが多い
●冬といっても日本各地の生息場所の気温は異なる どうやらその地域の環境に合わせた越冬方法で生き抜いているようだ
●ここでも探せば集団で潜んでいる場所があるはず(過去、今と違うコンクリートブロックが置かれていた時は、確かにその隙間にまとまって越冬していた姿を目撃している)
●暖かい日にはこうして越冬場所から出て来て過ごしている

貴重な知見を教えて頂き、自分でも何となく腹落ち。
今回は越冬場所追跡はなりませんでしたが、それでも取り敢えず1月の越冬時期の撮影完了です。

次回、可能なら知り合いと連れ立って、何頭か手分けして移動先を追跡して隠れる場所を特定してみたい。
一人で1頭をずっと見ているのは少々しんどい・・が、こうした地道な観察が大事で、その際の知見も多い。
努力無しで美味しい所だけを頂いても、積み重ねて身に付いていくものなど何もないし。

撤収時、綺麗な夕日が・・
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Olympus E-M5II1+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO


今日は虫友Tはいつものホソミイトトンボ観察へ。
朝訪問時、1頭目の個体がいなくなっていると連絡があり、気温が高く移動したのか、捕食者に襲われたかと思っていましたが、別な理由と分かり残念でなりません。




by Nature_Oyaji | 2017-01-28 21:09 | トンボ | Comments(0)


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