2017年 02月 04日

ホソミイトトンボ 越冬探し 5度目 別な場所で初のメスを発見

今日も虫友Tさんといつもの場所でホソミイトトンボ探し(今日の虫友Tさんのブログはこちら)。

■虫友Tさんの仮設
ホソミイトトンボ 越冬探し 3度目 新個体観察 の「今日の結果」に書いていたのですが、不思議なのは今まで見つかったのは3頭ともオスばかりで、虫友Tさんも同様に不思議に思っていたとの事。

また昨年の観察では9月位はオスメス相当数見られたのですが、秋が深まるに連れオスの個体数が先に減少し、メスは長く居残り。
この「オスメスの数の変化」=「越冬場所への移動の違い」も気になっていました。

今まで確認出来たことはオスは「先に越冬場所へ移動する」という事と、「どうも水辺からは遠い所で越冬するようだ」(まだ3頭のみなので断定できずですが)という事。

虫友Tさんの仮説はメスが見つからないのは探し方かもしれないが(偶然オスのみ見つかった)、ひょっとしたらオスとメスは違う所で越冬するのかもという事。
なので今日は今まで探していない所を探して、新個体の発見と同時にそこでの発見がメスばかりだったら・・という仮説の検証で探索。

■1頭目が見つかった場所
飛ばされてから毎回見てはいますが、やはり戻ってはおらず。
引き続き観察へ。

■3頭目のオス
●8:53頃 こちらは毎回しっかり同じ場所で動かず。
1頭目は一度近くの場所へ移動していたことがありましたが、その場所は日当たりが良すぎて何かで飛んで、すぐ隣に止まったものと思われます。
以前何かで読んだ(伺った?)記憶には、越冬中でも暖かい日は高い木の枝に飛んで、夜は下に降りる・・とも記憶があるのですが、ここの観察結果からはほとんど動かないのではないか・・と今は思っています。

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Olympus E-M5II+M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro

■メスの個体を探して(仮説の検証を兼ねて)田んぼ近くの竹林の中で探索開始
未探索の孟宗竹が生えている竹林の中。
良い具合に斜面とその他は竹で囲まれているため、風通りは少なく、また日光も適度に地面に届いています。
思うに日光がまばらに照射されるという事は、雨が降ったら竹の葉が傘代わりになり雨が直接当たらないという事。
この光の具合を見れば雨が当たりにくいかどうか判断にもなります。

そして・・

●記念すべき1頭目、しかも念願のメスの発見 10:10過ぎ
初のオヤヂ発見です。これは嬉しい!思わず「いた!」を連呼。
越冬個体探しも時間がなく、もう今期はダメかと思っていて気がかりだったのですが、ようやく仮免卒業です。
同時に虫友Tさんの仮説検証の第一歩目の発見。
また虫友Tさんは、時折クリーニング行動のように尾部を「つ」の字に曲げる行動を目撃。
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Olympus E-M1+M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8
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Olympus E-M5II+M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro

●枯れた竹への擬態
いたのは高さ的には目線で、他の個体もそうでしたが、すぐ周りに枝など無く、わりと空間がある場所。
そしてつかまっていたのは別個体同様、上下逆さになった状態の枝。
下の写真は周りにある逆さになっている竹の枯枝。
これならこの枝に鳥は止まれませんし、見つかりにくい状態です。
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Olympus E-M5II+M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro

●記念にまた虫友Tさんを(と書きながら自分の記念写真を忘れた・・)
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Olympus E-M5II+M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro

●次の個体探へ そして更に・・
暫く撮影して、次の同じような竹林の空間を探索。
10分ほど探してみると、またもう1頭のメスを発見!小鼻を膨らませながらまた「いた!」を連呼。
これで卒検も終了か?

こちらも高さは同様。枯れた竹の状態も同じ。
だんだん「メスは別の場所で越冬する」という虫友Tさんの仮設が証明されつつある気がします。
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Olympus E-M5II+M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
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Olympus E-M5II+M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro


■今日の結果
●オスメスは違う場所で越冬の様で、メスは繁殖場所から遠くへは行かず、近場で越冬
●竹の表面に黒いカビ状のものがでているような、古い竹は好まない 枯れて1-2年程度の新しいもので、動き易さ等が影響しているのかもしれない
●オスの移動について 秋口最後まで見られた草地近くに山から流れ込んでいる沢があり、オスはそこを通って上に行き、道の左右に分かれて暖かい所に移動したのではないか
●二人共その場所にいると、何となくホソミイトトンボが越冬場所として好みかどうかが分かる様になってきたのがまた嬉しい!


■今後の観察予定
●暖かくなるに連れて、時に移動することがあるのか
●色の変化はいつ頃から?
●越冬場所を離れるのはいつ頃か?
●5月の産卵までの間、どこでどう過ごすのか 
ただ移動することがあるとすると春先までにロストの可能性があるので、下の3つは確認できないかも知れないですが・・

などなど興味は尽きません。

今回も探索お疲れ様でした。
苦労の甲斐があって、大分ホソミイトトンボ自体の越冬の様子と、この場所の越冬の場所が分かってきました。
これで移動がなければ春までオス1頭、メス2頭の観察ができそうです。






by Nature_Oyaji | 2017-02-04 19:44 | トンボ | Comments(0)


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