オヤヂのご近所仲間日記

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2017年 05月 20日

遠征-2 オオトラフトンボ(初見)

■オオトラフトンボ
続けて他のトンボを観察しながら、今日の一番の目的のオオトラフトンボの探索。
こちらもまだ出会ったことがない種類で、生態も全て未知のもの。
こちらはトラフトンボ属

●羽化探索
到着早々から池の周りを丹念に羽化個体を探索。
以前、同じトラフトンボ属のトラフトンボ羽化を撮影。羽化場所は池の中に生えている植物。
なので同様に探してみたものの、一向に羽化殻すら見つからない。
そう言えばと思い、カメラバッグを置いた場所で偶然目に入った羽化殻を改めて確認。
羽化場所は池の岸から数メートル離れた場所。驚いたことにその羽化殻はオオトラフトンボのものでした。
形態的には脚が体の長さに比べて異常に長い。

●羽化殻&環境写真
この羽化殻がオオトラフトンボのものと分かって、池の中ではなく岸から離れた場所を改めて探索。
すると中には岸から7~8m離れた所まで移動して羽化していた個体もいて、また驚き。
初物は下調べして予め生態などを頭に入れて、改めて確認しながらの観察も楽しいのですが、そこに記載がなかった生態を発見出来ると、それもまた嬉しい。

また羽化する場所に好みがあるようで、羽化殻は割りとまとまっています。
羽化する場所の好み・・というより、池からそこに至る地面が湿地のようにジュクジュクした地面ではなく、割りとしっかりしていて少し乾燥気味の場所を選んで上陸して移動。
その先の場所で羽化という事になります。
この池では何ヶ所か好みの場所があるようで、その結果として好みの上陸先に羽化殻多数の結果という状況です。
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Olympus E-M5II+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

●8:30過ぎ 羽化に気付かず歩いていた際飛んだ個体 見つけられず残念
羽化時期が終わったのかは不明ですが、この時間帯まで羽化して飛ばずにいる個体もいるという事実を確認です。本来の羽化自体はもっと早く、8時過ぎには飛び立てる状態になるのかもしれません。
ネットで調べたブログにも8:30頃でもまだ羽化の最中の個体を見ていた記事もあり、こうして遅れ気味のものもいるという事のようです。
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Olympus E-M5II+M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO(テレコン付)

●羽化探索中見つかった羽化不全個体 こちらも残念・・。
飛べないトンボはこのまま他の生き物の糧となる運命なのでしょう。
残念な結果ですが、出会えた姿を残しておきます。
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Olympus E-M5II+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

●10:30以降 成熟個体の出待ち
最終的には13:30まで待って出てきた個体は1頭のみ。
成熟にはまだ早かったようです。
また次回に期待です。

●ヤゴが上陸して長距離移動する理由・・
上陸してかなりの距離を移動して羽化する、なぜそんな行動をとるのか、その理由を考えてみました。
まずはその長い脚、水中で役立つ場面が浮かばない。
短時間で上陸後そこに生えている植物の上を効率よく移動するには、脚が長い事は有利の気がします。(植物の中をかき分けて移動なら逆に長すぎると効率が悪いと思われます)。

移動する理由はというと・・これがなかなか思い浮かばない。
移動することで有利になる事を考えれば良いと思うのですが、まずは羽化は一番捕食者に狙われやすい場面なので、なるべくそうならないようにする・・のが浮かびます。
またこの場所の上陸した辺りの植物は、羽化し易いある程度伸びている植物はほとんどありません。

なので、思うに水際近くは羽化するのに適した植物がなく、低い植物での羽化は捕食されやすい(でも他のトンボでは水際で行うものがいるが、その種は数が多いのかも知れない。捕食されても生き残れる個体数で対応する方法を選択なのかもしれません)。
移動して捕食者(カエルなど)がいる水際を離れ、移動し、岸から離れた羽化に適した背丈の高い植物があるところまで移動して羽化・・これが腹落ちしそうです。(また素人の妄想です)。



機会があれば
▼羽化時期の上陸の様子の確認
▼産卵の様子
を確認してみたい。


by Nature_Oyaji | 2017-05-20 23:57 | トンボ | Comments(0)


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