オヤヂのご近所仲間日記

sskk3311.exblog.jp
ブログトップ
2018年 07月 19日

岩手遠征-4 ヒメボタル

■今回の一番の目的のヒメボタル撮影

ここ折爪岳のヒメボタルは、その数100万匹と言われ、山のあちらこちらで見られる。Fさんは過去5〜6回訪問済みで、昨年よりお誘い頂いていたもの。

今年の4月に「岩手県天然記念物」の指定を受け、この7月が指定後初の発生時期。
過去、指定前は生息域のある山頂に通じる道は夜でも通行には制限はなかったものの、今回からは19:30〜21:00までは一定の区間は通行止めになった。

言うまでもなく、弱い光で呼応するどのホタルに対しても、光を当てるのは厳禁。当たると暫くは一斉に発光が弱くなってしまう。
こうして繁殖の一定期間だけでも車の制限をするのは良い事と思われる。

●撮影準備
ホタル撮影は過去、E-M1 MARKIIでのライブコンポジットでの撮影ばかりでしたが、今回は初めて画像を重ね合わせるスタンダードな方法で撮影。

先ずは予め明るいうちに場所を決め、どこをどう撮影するか位置決め。
位置が決まったら動かさず、ある程度暗くなったら背景となる一枚を撮影。
そこに真っ暗になってから撮影したヒメボタルの光を重ねて行くもの。

ライブコンポジットでは長時間一発撮りの為、一度でもライトを当てられたらそこで全て終了ですが、今回は15〜20秒の撮影を何十枚か撮影し、問題のないもの、撮影結果が良好なものを選んで仕上げるので、全てダメになる事はない。

ただ背景を初めに決めて撮影して置くので、1日1枚仕上げ。
また三脚を動かした場合は、それ以降は重ねられないため、その時点で終了。

●背景撮影
少し暗めになってから、F22でしっかりパンフォーカス気味での背景を撮影。

●撮影開始
19:30過ぎ頃から徐々に光り始めたが、ただまだ空は明るめ。
20:00近くになり、まだ自分の手はしっかり見えますが、ヒメボタルエリアは木の判別も出来ない程度に暗くなり撮影開始。
セットはα7IIでは90mmマクロで、少し一定範囲を、またE-M1 MKIIでは広角気味にして両日撮影。

設定は共にF値:解放、ISO:1600、撮影時間:初日20秒、2日目15秒。

現像時、それぞれ少し背景の色合いを変えてみました。
また広角撮影は、初日分をなんとか現像(2日目は何故か光の強さがISO1600では不足で、現像は断念、)。

f0324026_22434881.jpg
Olympus E-M1II+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
f0324026_06344132.jpg
SONY α7II+FE 90mm F2.8 Macro G OSS

f0324026_07132812.jpg
SONY α7II+FE 90mm F2.8 Macro G OSS

■まとめ
100万匹と言われるヒメボタルたち。
飛べないメスはできるだけ高い所に登り、見上げなながら上空から懸命にメスを探すオスを眺め光で呼応する様子・・。
暗闇で音もなくこうして毎年行われてきた神聖な生命活動。
そんな健気な様子を目の前にすると、よりホタルへの感情移入が強くなり、また会いに行きたいと感じてしまう・・

幸い今週末もまたFさんのお誘いで、今期最後のヒメボタル撮影に同行させていただくことになっている。
今回の撮影でうまく行かなかったこと、構図やセッティングなど練り直して次回に当たりたい。

初の背景写真+20秒撮影を重ねる方法での撮影でしたが、フリーソフトStarstaXでの合成は簡単であっという間に完成。
しかも撮影順に1枚ずつ重なっていくので、どの写真を抜いたらよいか、どこまで重ねたらよいかなどが目の前でわかるので便利。
現像自体も個別に納得の行くまで行うことができる点も良い。

この3連休は初の天然記念物指定ということで、観光客の出入りが多く、先に書いたとおり自動車自体の通行止めは良いが、通るたびに蛍光灯やスマホの明かり、中にはスマホでフラッシュONのまま撮影を開始したりするなど、ホタルに対してやってはいけないことばかり。
観光地化しての悪影響が出ないことを願う。


by Nature_Oyaji | 2018-07-19 06:24 | ホタル | Comments(0)


<< 山梨のヒメボタル      岩手遠征-3 その他昆虫たち >>