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オヤヂのご近所仲間日記

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2018年 11月 25日

ネアカヨシヤンマの羽化撮影した場所でヤゴ探し

■ルーミスシジミ撮影のあと、ネアカヨシヤンマの羽化撮影した場所でヤゴ探し
6月の撮影以来の訪問。
草は一面刈られていて、何のための草刈りなのか少々気になる。
羽化していた場所の小さな水たまりはそのまま存在しており、湿地の状態も夏より少し枯れ気味だが十分に柔らかい状態。

●まずはマルタンヤンマが羽化していた小さな水たまりを探索
何度かすくい取って探すと2種類のヤゴを確認

▼マルタンヤンマ
初の確認。約12mm弱。
ネアカヨシヤンマの羽化撮影した場所でヤゴ探し_f0324026_21455029.jpg
▼オオシオカラトンボ(シオカラトンボ)
約20mm。見るからにシオカラトンボ属のヤゴで、ここにはオオシオカラトンボ、シオカラトンボがいてともにヤゴで越冬。どちらかまでは未確定。
ネアカヨシヤンマの羽化撮影した場所でヤゴ探し_f0324026_21455105.jpg
Olympus E-M1II+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

●ヤブヤンマの羽化殻があった木の下の浅めの水たまり(木の葉が多めに堆積)
ヤブヤンマのヤゴが見つかるのに期待したが、何度やっても見つからない。

見つかったのは尾部が少し伸びたヤゴ
この尾部が伸びたヤゴはコサナエ属の特徴。コサナエ属には「コサナエ」「オグマサナエ」「フタスジサナエ」「タベサナエ」がいて「タベサナエ」以外は尾部が長いが、コサナエ以外は関東には生息していないのでこのヤゴはコサナエと推測。

▼コサナエ
約22mm紡錘型でかなり扁平。
ネアカヨシヤンマの羽化撮影した場所でヤゴ探し_f0324026_21455175.jpg
Olympus E-M1II+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

●ネアカヨシヤンマ
池の縁で羽化していた個体もいるので、池の中にいる可能性もあり、何度もすくってみたが見つからなかった。
またこちらは以前見つけた場所で見たように水がなくても生きられる種。
つまりはこの湿地全体が生息場所となりうるので、池で見つからない場合は湿地内で見つけるのは不可能で早々に諦め・・。

■今日の結果
●マルタンヤンマ
初見。現在約12mmであることを確認。6月の羽化時期には約40mmまで育つ。

●コサナエ
成虫は確認していなかったが、ここにも生息していることを改めて確認。
現在約22mmで都下では5月初旬に羽化。

●ヤブヤンマとネアカヨシヤンマは諦め・・
こちらは次の手立てがないので諦め。
他の場所でこの2種については今のヤゴは確認出来ているので、ここでの探索は中止。


by Nature_Oyaji | 2018-11-25 22:22 | トンボ | Comments(0)


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