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オヤヂのご近所仲間日記

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2018年 12月 01日

ヤブヤンマ ヤゴ観察-2

■別の場所でヤブヤンマ ヤゴ観察 その2
前回ヤゴ観察した場所と違いがあるのかも興味のある所。

●確認したヤゴたち
数回池の底からすくい取った中にいた個体

左から
▼約21mm
▼約23mm
▼約13mm
▼約46mm
ヤブヤンマ ヤゴ観察-2_f0324026_22340596.jpg
Olympus E-M1II+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

■今日の結果
●サイズの差が大きい場所
前回は約27mm~約30mmだったが、今回は一番小さな個体が約13mm程~一番大きな個体が約46mmと終齢羽化前とほぼ同じサイズ(yagopediaを参照させて頂いた)。

ヤブヤンマは1年1世代なので、ここまでサイズ差があるのは大きいヤゴは早めに羽化した個体(聞いた話ではゴールデンウィーク中に羽化)が産卵したものが育った個体と、いつかは不明ですが、小さいヤゴは遅く産み付けられたものが育った個体と考えるしかなさそう(7/7に羽化している個体は確認)。

●サイズ違いがいる理由
餌が豊富な場所なら小さい個体も順調に育つと長期に羽化が見られることになりますが、餌が少ないとより大きな個体に捕食される可能性がある。
でもそれはひょっとしたら先に生まれ育った個体を確実に育てるための仕組みとして、折込済なのかもしれない。
また時期をずらしての産卵は、リクス分散の意味合いもあると思われる(池の乾燥などで一度に全滅を防ぐなど)。

そうだとすると、遅く生まれる個体数は多いのかもしれない。
餌となる場合も有利だし、数が多ければ生き残る割合も高くなるので、また来年も遅く産卵する個体が発生することになる・・。

ただ前回の場所は小さな個体は見つからなかったので(見落としの可能性)、もう一度ヤゴ探しするか、そもそもの妄想が間違っている可能性…。

定期的にヤゴの大きさ、取れた際の大きさ別の割合、個体数など見ていく事で正しいかどうかわかりそうですが、そこまでは難しい。


by Nature_Oyaji | 2018-12-01 23:15 | トンボ | Comments(0)


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