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オヤヂのご近所仲間日記

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2018年 12月 24日

越冬トンボ観察-6 オツネントンボ 越冬場所探索 ようやく決着

■越冬トンボ3種のうち、越冬場所が確認出来ていなかったオツネントンボ 本日ようやく決着
2015年から本格的にトンボ観察を開始。秋の終わりにカトリヤンマの産卵撮影が終わる頃から、越冬に向かう3種のトンボたちの観察を開始。

2017年1月に虫友Tさんとホソミイトトンボの越冬場所を苦労の末に発見。オツネントンボも探索していたものの、隙間などに潜り込む越冬の為、探索は難航。

そして探索を開始して4年目の冬。
本日ようやく越冬場所へ潜り込むオツネントンボを確認。

今日はクリスマスイブ。神様から嬉しいクリスマスプレゼントを頂き、忘れられない日となった!

●現場の天気は快晴、気温は最高気温は11℃ 越冬前に多数日向ぼっこ確認していた場所にて
今日は虫友Iさんと探索。10時過ぎには先に虫友Iさんが先に現地入りし、多数のオツネントンボが活動しているのを確認。こちらは12時頃着で観察開始。

朽木周りには10頭まではいかないものの、片手以上のオツネントンボか活発に活動中。
以前12月末で気温6℃(10時頃)でも活発に飛翔していたので、今日は冬場の活動としては十分気温は高い。
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Photohitoリンク
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SONY α7II+FE 90mm F2.8 Macro G OSS

●そして13時すぎに越冬場所に潜り込むオツネントンボを初確認
カットした木や朽木の周りで過ごしていたオツネントンボですが、13時過ぎに1頭が空洞になった朽木に飛来。
しばらくホバリング後、その割れ目付近に止まったかと思うと、そのままヨタヨタ歩きながら奥へ移動。どうなるか様子見していると、朽木と朽木との間の隙間に消えていった。これが正に越冬場所に潜り込む様子の初見。

●その後も同様に潜り込む個体を確認
▼朽木に止まり、歩いて移動
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▼中に入って体の向きをいろいろ変えて、今日のねぐらをチェック
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▼先に潜り込んでいた個体
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全てOlympus E-M1II+M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

●近くの朽木の皮の裏側にいた個体
▼手前の皮をめくってみると
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▼裏側には越冬個体
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Olympus E-M1II+M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

▼帰宅時に見えた富士山
いつもより美しく見える。
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SONY α7II+SIGMA 135mm F1.8 DG HSM

ようやく見つけた越冬場所。この冬はまずは越冬状態の定点観察としたい。
そして春先はおそらく近くの川で産卵するであろうから、その観察も引き続き行っていきたい。
そのためにも、他の場所のようにこの場所が荒らされないことを切に願う。

■今日の結果
●活動には気温が6℃以上で、太陽が出ていることが必須
オツネントンボは過去の観察から約6℃位から活発に活動。北方系のトンボらしく他の越冬トンボに比べて寒さに強い。今日は最高気温11℃で十分な気温。ただ冬場は気温が単に高くても一昨日の土曜の様に曇りでは活動しない事を確認。

活動しないのは、ねぐらに入るタイミングを太陽の高さなどで確認しているためではないか。タイミングを逸して隠れずにいても寒さで死ぬことはないだろうが、捕食されて命を落とす可能性がある。その為にも隠れるねぐらに戻るタイミングはいつなのか、何かで知る必要がある。

今日はそのねぐらに戻り始めたのは13時過ぎで、終了は正確ではありませんが15時頃まで。

●ホソミイトトンボとの類似点
虫友Tさんにねぐらに戻る時間など連絡をしている中、11月のホソミイトトンボたちが木の上に戻る時間帯と同じだねと連絡をもらった(ホソミイトトンボは13時〜14時頃までで終了)。言われてみればその通りで、この戻るタイミングの一致は越冬トンボのDNAの中に刻まれているものなかもしれない。

また過去のホソミイトトンボの観察を読み返していた所、11月中旬での観察では気温は16℃(ホソミイトトンボは秋以降は15℃以上位で活発化)で活動しても良いはずでしたが、当日は曇りで見つからなかったとあり、やはり活動するには太陽が出ていることが必須な様。時間帯も活動する条件も同様。

●ねぐらへの潜り込み
ねぐら周りでまずはホバリング。潜り込む場所を見て確認している様に思える。
そして止まってからはヨタヨタ歩いて移動。オツネントンボが歩いて移動するなどは想像すら出来なかったが、ゆっくり移動する様子をしっかり追って何処に行くのかを確認することでねぐらを特定。まずは虫友Iさんがヨタヨタ歩き始めた個体を見つけてくれた事が大きい。

●潜り込んで行う事
移動を止めたのち、尾部を半円状に曲げたり伸ばしたりを数回実施。
曲げる事で隙間の高さを確認している様に思える。その行動が終わったあとはそのまま静止状態となった。

●他の越冬トンボとの越冬方法の違い
北方系のトンボなのでより北での越冬は雪を考慮した越冬が必要。木の皮の裏や何かの隙間に潜り込むのはそのための行動と推測。

ようやくこれで越冬トンボ3種のそれぞれの1年間の生活史の確認を達成。


by Nature_Oyaji | 2018-12-24 21:32 | トンボ | Comments(0)


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