人気ブログランキング | 話題のタグを見る

オヤヂのご近所仲間日記

sskk3311.exblog.jp
ブログトップ
2019年 05月 26日

クモマツマキチョウ(初)

■数年来、一度会ってみたいと思っていたクモマツマキチョウ
ツマキチョウ自体は家の近所でも、また会社近くの都心の公園でも見ることが出来、春先の楽しみの一つ。
そんな中、ネットで見つけた2014年開催の『田淵行男作品展「自然と向き合う」』の「高山蝶誕生 クモマツマキチョウ」(1950-58 年)の美しさに心を奪われてしまった。

ネットで撮影出来る場所を確認すると、高山蝶なので八ヶ岳など生息地ははるか遠く険しい場所で、いつかは撮影したいと思うようになっていた。

そんな中、いつもお世話になってるFさんに相談してみると、今年撮影に行く予定があるというので、また懇願して同行させて頂いた。

今回の場所は登山せずとも撮影出来る場所と伺った。また既にメスも発生済ということで(昆虫は大方オスが先に発生)運が良ければオスメス両方の撮影も出来るかもしれない。

ただ問題は蝶についてはツキの無さが続いており、割と普通種と言われるキベリタテハですら3年間しっかり撮影出来ず
また昨年からのギフチョウのイエローバンドも今季同行させて頂いたが、2度とも失敗と連敗続き(Fさんは昨年しっかり撮影され、また今季同行事も撮影)。
なのでこちらが行くと出会えないのではと心配になりながら現場へ。

●前日移動し早朝から探索開始
6時より探索開始。蝶が動き出すのはまだ早すぎるが、スミレを探してそこで待つというのが今回の選択。
山道を歩きながら所々にあるスミレ群生地を探し、その中から良さそうな場所で待機。

日がさし始め気温が上がり、キチョウやその他の蝶が飛び始めたが、肝心のクモマツマキチョウは現れてくれない。
暫くしてその場を離れて別の場所を探していたFさんが遠くから手招き。メスが通過したので追ってみたが途中で見失ったという。

それからまた30分程度経った頃、また別な所で探していたFさんが今度はオスがまとわりついてきたという。
どうやら今日のシャツの色が良く、それが蝶に気に入られた様。

●そしてようやく・・
それまでは別々に探して出会えたら声を掛ける・・その方が広い場所を効率的に探せそうと思えたが、ここまでの出会いの神様の微笑み方からすると引きの強いFさんの近くにいるのが最善策と思い、近くで一緒に探していた所、案の定どこからともなく1頭のクモマツマキチョウが現れてくれた。

低く直線的に飛び続け、暫く追った所でようやく白い花に止まった所を初撮影。
クモマツマキチョウ(初)_f0324026_00255832.jpg
ただ敏感でゆっくり吸蜜してくれず、すぐ飛び立ってしまった。
そこを偶然連射で撮影出来たが、皆ピンぼけ。
クモマツマキチョウ(初)_f0324026_00295805.jpg
クモマツマキチョウ(初)_f0324026_00300716.jpg
全てSONY α7RIII+FE 70-200mm F4 G OSS

■今日の結果
●蝶道の確認と服装
どうやら蝶が通る道があるようでその道の見極めと、蝶が好む色の服装を着て呼び寄せる・・というのが撮影には効果的の様。

●ようやく叶った撮影
ようやく目的を持って訪問した先での撮影が叶った。連敗脱出ではあるが、そもそも連敗した背景には撮影対象の生態をよく理解していなかったためということが大きく、今後の撮影に際しても興味を持って望みたい。

また初の場所でもFさんの経験知(これも生態の知識をお持ちであること)があった事が大きく、感謝しかありません。



by Nature_Oyaji | 2019-05-26 16:00 | チョウ | Comments(0)


<< キバネツノトンボ 産卵      クロスジギンヤンマ >>