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オヤヂのご近所仲間日記

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2019年 06月 02日

オオトラフトンボ

■知り合いの方のご案内で昨年に引き続き、オオトラフトンボ撮影
オオトラフトンボは2017年に初見、その際は羽化済だったが岸から遠く5m程移動しての羽化に驚き、一度は移動の様子や羽化を撮影したいと思うようになっていた。

そんな中、昨年オオトラフトンボの羽化場所にご案内頂いたものの残念ながら満足な写真が撮れず、1年待ち今回同じ場所に2度めの訪問。
今回は羽化を始め、その行動の一端を撮影することが出来たらと思い訪問。

●定位
5:00過ぎから探索。すると5:29に1頭既に定位している個体を確認。
見つけた時は写真の様に前脚がしっかり固定されておらず、暫くすると抱え込むようにして定位し、裂開は6:00過ぎ。

水際を何度も往復して上陸するヤゴを探してみたが、とうとう1頭も見つけることが出来ず。
オオトラフトンボ_f0324026_20020589.jpg
SONY α7RIII+Carl Zeiss Batis 2/25(トリミング済)

なお写真はないが、この定位ヤゴ近くには既に翅が伸び切ったオオトラフトンボもいた。
6:00過ぎ頃までには羽化してしまう個体もいるようだ(前日から天気が良く、前日の居残りとは思えない)。

羽化開始時間については11:00過ぎに登ってくるものもいて、相当幅が広い。

●羽化場所への移動
9:22に歩いているヤゴをご案内頂いた方が発見。
念願叶って初めて歩いている様子を観察。長い脚を懸命に動かし、思いの外移動速度が早いのに驚いた。
また速度もそうだが、障害物を乗り越えて行くにもやはりこの長い脚は有効。
オオトラフトンボ_f0324026_20140568.jpg
オオトラフトンボ_f0324026_06170446.jpg
SONY α7RIII+Carl Zeiss Batis 2/25(トリミング済)

▼こちらは別個体 9:46撮影
岸からは約20m以上離れた場所で撮影。中には30m程移動して羽化した個体も確認。
オオトラフトンボ_f0324026_20145188.jpg
Olympus E-M1II+M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO(トリミング済)

●羽化
オオトラフトンボ_f0324026_20310046.jpg
オオトラフトンボ_f0324026_20310097.jpg
オオトラフトンボ_f0324026_20324194.jpg
オオトラフトンボ_f0324026_20403291.jpg
オオトラフトンボ_f0324026_20405408.jpg
オオトラフトンボ_f0324026_20412041.jpg
オオトラフトンボ_f0324026_20412099.jpg
オオトラフトンボ_f0324026_20412181.jpg
SONY α7RIII+FE 90mm F2.8 Macro G OSS(トリミング済)
オオトラフトンボ_f0324026_21060040.jpg
SONY α7RIII+SIGMA 50mm F1.4 DG HSM Art(トリミング済)

●処女飛翔
オオトラフトンボ_f0324026_20445364.jpg
SONY α7RIII+Carl Zeiss Batis 2/25

いろいろおせわになりました。ありがとうございました。

■今日の結果
●羽化について
時間帯は5:00過ぎから11:00過ぎまで幅が広い。
他の場所での時間帯は知らないのですが、幅が広いのは捕食者が少なく羽化時間帯に制限されない為なのかもしれない。

撮影中、岸辺から上陸するヤゴを探していたが見当たらなかった。
また気がつくと定位場所を探して登ってくるヤゴがいるので不思議だった。
確認は出来ていないが、夜のうちに上陸して草の中に潜んでいる様に思える。

●移動について
初の移動の様子を確認。
移動速度は思いの外早い。長い脚は歩くのにも障害物を乗り越えるのにも有利で、水中での生活より羽化時に役立つための様に思える。



by Nature_Oyaji | 2019-06-02 21:17 | トンボ | Comments(0)


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