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2019年 09月 07日
■2度めのタカネトンボ産卵撮影 前回は単に明るいレンズでの自然光撮影で、産卵の雰囲気を撮影。 今回はタカネトンボ産卵の特徴である「産卵弁での水と卵を岸に投げつける場面」を残してみたい。 ただ産卵は非常に短時間での行動のうえ、産卵場所は大方暗めの場所で行うため高速シャッター&ストロボでの撮影では難しいので、ストロボの閃光で被写体を止める撮影しか手がなさそう。 に紹介されているのでそちらを参照されたい。 撮影に行く前、上記リンク先で理解しようとしたのだが、具体的な設定は虫友Tさんにも聞いて教えてもらった(ありがたい!)。 1. まずはカメラはMモードにして自分の希望のF値(被写界深度)を設定 2. シャッター速度は1/60程度 3. 撮影してみて適切な明るさになるようISOを設定 4. 適切な明るさで撮影出来たらそこからISOを2~3段落とす 5. ストロボを発光させ、適切な明るさで写るかテスト。閃光での撮影なのでストロボの光量調整の分母の数字が大きいほど短時間での閃光となる。小さいほど(1/1など)発光時間が長くなるのでブレる可能性がある。 ●撮影 前回は明るさ重視でSIGMA 50mm F1.4 DG HSM Artで撮影してみた。 改めてのテスト撮影では画角が狭く、動き回るトンボを画面に入れながらの撮影は少々難。 また前回はモニターを見ながらピント合わせをしつつの撮影でしたが、今回は置きピンでの撮影に変更。 最短距離は0.4mなのだが、狭い場所という事もあってどうにも感覚が掴みにくかった。 また産卵時に投げる場面を少し正面から狙ってみたいので、レンズ自体が短い方が良く、その為今回はCarl Zeiss Batis 2/25(最短距離0.2m)で撮影としてみた。 撮影自体はいつもの置きピン&連写での結果。 「撮影した」と言うより、「撮れていた」と言った方が適切。 ▼なんとかピントが合っていたもの 沢山撮影した中に、なんとか横からと腹部先端方向からのものが何枚か写っていた。 ![]() ![]() ![]() ▼産卵場面 ※当初は産卵直前かと思っていたがどうやら産卵直後の姿の様 投げつけた際の水と卵の撮影が目的だったがその場面は残せなかった。 こればかりはその瞬間は連写で撮影するものの、狙って撮れるものでもなく運次第。 当初、産卵直前の姿かと思ったが、トンボの体は斜めで顔の角度が体に対して違っているので産卵直後に思える。 産卵自体は岸に対して正面から投げるのが確実なので、これは投げつけた後で次に行く方向に体の向きを変えた姿・・そう考えるとこの状態から別の方向へ飛んでいく姿が浮かぶ。 撮影結果としてはブレもなく、閃光での撮影がうまく行った感じ。 トリミング前 全体が暗い中、トンボを含む近場のみストロボ光が届いている。 F9.0、ISO320、シャッター速度1/60、ストロボ1/128での撮影。 ![]() かなりトリミングしてもトンボの姿がしっかり残っている。 SONY α7RIII+Carl Zeiss Batis 2/25の性能に助けられた結果。 ![]() ▼こちらは残念写真 全くピントは合っていないがタイミングや撮影方向は良かったもの。 水と卵が細かく散っている様に見えるが、上の写真と比較すると同様に投げつける直前かもしれない。 ⇒拡大してみると光っているものは斜面についている水滴の反射と確認。こちらも雰囲気は産卵直後の様。またこちらも産卵直後で反転開始の場面の様。 ![]() 全てSONY α7RIII+Carl Zeiss Batis 2/25 ■今回の結果 ●閃光での撮影設定(備忘録) 虫友Tさんのおかげでなんとかやり方がわかった。 ▼自然光の影響を低減 自然光はブレの原因となるので、自然光を弱めるためISO設定で調整(テストでの丁度良い感度から2~3段低感度へ)。 ▼F値(被写界深度) 自分の好みで決め、撮影時は設定変更なし。 ▼ストロボ トンボ自体の撮影は閃光で静止させるために1/64~1/256とする。その設定した値で被写体の明るさをテスト撮影して結果からまた設定を変更。 ▼シャッター速度 1/60、閃光での撮影のためのシャッター速度でこちらも変更なし。 ▼撮影距離 置きピンなので撮影時の被写体とカメラの距離は全くの勘。 こればかりは機械の設定ではない部分なので、自分の感覚に頼るしかない。 トンボが来る前に何度となく手をレンズ前で前後させ、ピントが合う距離を確認。 時に植物などをトンボに見立てて感覚が合っているかテスト撮影してみる。 ▼常に設定確認 自然の中ゆえ、時間経過と共に明るさの変化もあるため、設定変更は随時行って待つ。 ●暗い場所では閃光撮影だが・・ 明るい場所では閃光撮影は無理なので、カメラのシャッター速度が限界の様。 FP発光での撮影だと手持ちのストロボでは連写は数発程度なので、連写に頼る撮影ではチャンス少。 ピントなど自分で出来る部分は精度を上げる必要がある。
by Nature_Oyaji
| 2019-09-07 23:42
| トンボ
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Comments(5)
こんばんは
タカネトンボ かっこいいですね こんな写真をいつか撮ってみたいです 置きピンというのがよくわからないんですよね 何となくはわかった気になるのですが、実際に撮ってるところを拝見したいものです。最新版ストロボテクニック完全マスター拝見しました、ありがとうございます。
1
> toritoruclubさん
こんばんは。 いつもありがとうございます。 置きピンはネットでも検索されたかと思うのですが、撮影したいものが来ると思われる所にピントを合わせておき(置きピン)、シャッターを押す事ですが、自分では単に撮影したい距離にしておく意味合いで使っています。 初めて「置きピン」を聞いたのは蝶の飛翔撮影している方からでした。 撮影方法はカメラのピントを固定しておき、ピント合わせはカメラを前後させてその距離に勘で合わせるもので、その方からピント固定の意味合いを「置きピン」と教わり、そういう言い方をするのだなと思って使っていました。 その撮影方法をトンボ撮影にも使っています。
ご丁寧なお返事感謝します
よく翡翠をっ撮ってらっしゃるかたが置きピンという言葉を使っておられますよね。同じ意味ですよね、ある程度予測できる場合待ち伏せてそのポイントに来たらシャッターを切ると言うことなのだろうと思うのですが。 実際にそれをするには全くの空抜け状態では目標物がないので無理ですよね。ある程度近場にポイントを定めそばにある何かにマニアルでフォーカスを合わせて待つと言うことでしょうか? ごめんなさい、調子に乗って色々お聞きしてしまいました
> toritoruclubさん
トンボ撮影での置きピン撮影と、翡翠での置きピン撮影とはやり方が異なります。 トンボ撮影ではカメラは手持ちで、焦点距離を例えば20cmにしておきます。 トンボが来たら、トンボとの距離を焦点距離の20cmになるように勘でカメラを前後させながら連写(数撃ちゃ当たる的な感じ)する撮影になります。もちろんファインダーで見ながらの撮影ではありません。 こちらにトンボが近づいてくる時はカメラを手で固定しておき、モニターを見ながらピントが合いそうな距離に来た時に連写する・・というやり方もします。これだと翡翠での置きピンに似てますね。「最新版 ストロボテクニック完全マスター」に紹介されているオニヤンマ撮影も通り道で待ち構えていて、ピントが合う距離付近で連写して撮影したものかと思います(同じ場所を通るので三脚に固定しての撮影かもしれません)。 勘で合わせる練習としては、カメラのモニターを見ながら近くの葉っぱなどを写します。 ピーキング表示設定しておき、カメラを前後させピントの合う距離を体で覚える事をやります。 今回のトンボ撮影でのポイントは、トンボとの距離を「勘で合わせる」事です。撮影のためのカメラ設定は手順通り行えばよいのですが、いざ撮影となると、この距離を体得できているかが一番結果に現れます。初めはなかなかピントがあった写真が残せませんが、でも練習するとだんだん歩留まりが良くなります(経験済です)。 もう一つのポイントはトンボが嫌がって逃げてしまう距離があるので、その距離の見極めです。 カメラを近づけるとやはりトンボは逃げます。 産卵に夢中になっている時はカメラを近くにしても逃げない時があり、その時は距離を短めに設定して撮影することもありますが、どうしてもこれ以上近づくと逃げてしまう距離がある時はその距離に設定しての撮影になります。 蝶の場合は結構な速度で飛びますので、走りながら設定した焦点距離に(これまた勘で)合わせながら連写する撮影をやります。が、流石にこの歳になるともう限界が近いです。 ミドリシジミなどの卍飛翔も結局は置きピンでの勘で合わせた撮影なので、これを体得出来ると色々撮影出来る事が増えてきます。
こんばんは 聞けば聞くほどすごいテクニックですね。
勉強になります。なるほどだめで元々今度チャレンジしてみます。 このところ三脚をあまり使わなくなったのでシャッターチャンスには恵まれますが、非力がたたりすぐにへたります。それでも撮影しているときは何もかも忘れていて、次の日にどうしてこんなに肩がこってるのだろうと思う毎日です。 しかし鳥さんも昆虫も観察を続けることで少し予測のたつことがありますのでまだまだ頑張ります。ありがとうございました。 |
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