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オヤヂのご近所仲間日記

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2019年 11月 16日

キトンボ 産卵-2

キトンボは関東では北部に訪問しないと観察出来ない種類で、いつまで産卵するのか気になる所。
今季から定点観察とはいかないまでも、この場所については羽化から産卵までできるだけ観察情報を残して行きたい。
また前回は産卵場面を撮影したが、もう少し広角でより環境を入れた様子を残しておきたい。

●7:00頃より越冬トンボ探索
キトンボの産卵する池は霜柱が出来るほど朝方は冷え込んでいた。
ただいくら寒さに強いトンボとはいえある程度気温上昇が必要で、前回は現場で測定しなかったので今回は活動開始の頃の気温は抑えておきたい。

虫友Iさんが先週訪問した際は10:30位から産卵ペアが飛来したと連絡頂いた。気温は約10℃位だった様で、そこまで上がるまで田んぼ近くの林で越冬トンボ探し。

この池には越冬トンボ3種が生息してると伺っていたので、先週のホソミイトトンボの様子からすると、この気温なら越冬している状態と同じ姿でいるはず。水場から少し離れた山の斜面にはヒノキや杉が植えられていて、越冬場所としては適した環境になっていた。

●ホソミオツネントンボ 8:04撮影
植えられている木を順に見ていくと、やっとホソミオツネントンボを発見。
高さは2.5m程で、ホソミオツネントンボとしては少し高めで、ヒノキの枝に静止していたもの。
キトンボ 産卵-2_f0324026_23321515.jpg
SONY α7RIII+FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS

その後も林の中を丹念に見ていったが、結局越冬トンボとしてはこの個体しか見つけられなかった。

●9:30過ぎにオスの個体確認 10℃位
早朝から快晴で温かい太陽光があり、気温は一気に上昇した。
池の岸には2頭程、オスが待機し始めた。

●その後は曇ってしまい気温が上がらず
オスを見かけた辺りから雲が多くなり、気温は9~10℃にはなったが太陽光がないこともあり、産卵ペアは現れてくれない。近くにあるもう一ヶ所の池にはオスが5~6頭スタンバイ中。
たまに雲の切れ間から太陽が顔を出すと一斉に飛び始め、互いに牽制仕合ながら産卵にくるメスや、タンデム状態のペアを待っていた。
キトンボ 産卵-2_f0324026_23430383.jpg
SONY α7RIII+FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS

●12:00過ぎにようやく太陽光が15分程降り注ぎ、産卵開始
雲が切れ、青空が暫く続いたのち、ようやく産卵ペアが2組飛来。
待機していたオスも活動開始。前回はしっかり観察出来なかったが、オスはかなり強引にペアにアタックし、メスを奪い取ろうとしていた。
そして産卵開始。結局太陽は15分ほどでまた雲に隠れてしまい、産卵自体もその間だけで終了となった。

3枚めは草の影になってしまったが、少ないチャンスでの撮影でこの場面しか残せなかったので掲載。
キトンボ 産卵-2_f0324026_23481686.jpg
キトンボ 産卵-2_f0324026_23481763.jpg
キトンボ 産卵-2_f0324026_23481776.jpg
SONY α7RIII+Carl Zeiss Batis 2/25

■今回の結果
●活動開始温度
オスが飛来した9:30頃で約10℃。
これが今回確認出来たキトンボの活動開始温度と言えそう。ただし活動には太陽が出ている事が必須の様で、曇りでは気温が10℃付近でも産卵は行わなかった。
実際に産卵自体は10:00~12:00の曇りの後、ようやく太陽が出た15分間で産卵開始。気温は同じ10℃位だった。

●産卵期間
こちらもまだ定点観察まで行っていないので情報が不足しているが、10月上旬には産卵開始なので、今回11/16まで約1.5ヶ月は続くことは確認出来た。

●青空を入れた産卵撮影
今回は広角を活かし、青空まで入れた場面とした。また青空をより色を出すため、PLフィルタも活用。
欲を言えば1枚め2枚めではトンボの右側にもっと水場を入れた写真としたかったが、それはまた来年としたい。


by Nature_Oyaji | 2019-11-16 18:14 | トンボ | Comments(0)


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