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オヤヂのご近所仲間日記

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2020年 01月 25日

トンボの会 参加

■トンボの会 備忘録
今回も声をかけて頂き参加させて頂いた。いつもながら撮影時の貴重な経験談、撮影方法なども伺えありがたい時間だった。
ご一緒させて頂いた皆様方、ありがとうございました。

●ネアカヨシヤンマ交尾態
海外のある発表ではヤンマ系のある種類は交尾は1度しか行わないものがいるという報告があった事を伺った。一生分の受精を1度で終えてしまうのであれば、メスはその後はオスが来ても行わないのかもしれない。

ネアカヨシヤンマが同じかどうかは不明ですが、昨年は7月終わりに産卵を見てから8月中何度か交尾態撮影で探索してみたが、オスの探雌行動は見られるものの交尾態には出会えなかった。
8月でも単に場所や時間帯を知らず出会えなかった可能性があるが、今季は探索時期を変えてその場所の羽化時期から3週間後位から探索開始としてみたい。

●ヤブヤンマ交尾態
昨年は産卵している所を見ながら待ってみたがそこでは見ることすら出来ず。一度だけ別ポイントで交尾態になった場面を見たが、すぐ目の届かない所に飛び上がってしまって撮影できず。
産卵自体は早い個体は6月中旬から開始の様なので、交尾態は6月に入ったら見られる可能性がある。生態としては8月でも交尾態撮影されている方がいるので時期は長め。ただオスメスの状態を考えると6月中旬から7月中旬位を考えたい。

●他のトンボの交尾態
交尾態の多くはまだ撮影出来ていない。
発表を聞きながら、先程のネアカヨシヤンマとヤブヤンマでも交尾態撮影のチャンスはその生態によって大分異なると感じた。
種類によっては交尾回数が少ない可能性もあるので
・産卵開始時期より少し前からが探索開時期
回数少だとするとリミットは産卵開始時期+羽化期間の日数(羽化期間の日数分、成熟する時期が伸びるので交尾の時期もずれる)
・何度も交尾をする種類かどうかは羽化時期と羽化期間の長短、そして交尾態がいつ頃までみられるかなどを見ていくと見えてくる気がする。観察したいトンボについてはそれらの情報を集めて活動。
・それに加えて天気、気温、時間帯、好みの場所などの情報を集める(今更記載するまでもなく観察の基本の基)
・後は何度も通って肌で感じる
・そして何度も通うとご褒美的に出会えることもあるのでそれを願う

●ヒメクロサナエ産卵
サナエ系は形態的に似た種類が多く、同定ポイントが頭に入らず苦手な種だが少しずつ追ってみたい。ヒメクロサナエはムカシトンボと生息域が同じで、また産卵時期も重なるということで今季は産卵を狙いたい。
時間帯は午後から。

●オオトラフトンボ産卵
トラフトンボでもオオトラフトンボでも卵塊を作っている場面は未撮影。羽化撮影した場所では産卵開始は昨年は6月中旬頃からの様なのでその頃訪問としたい。
第一歩として未撮影の卵塊撮影から。

●グンバイトンボ羽化
昨年はオスの羽化場面を残す事が出来たが、真横からでは軍配がどう開いていくのかがよくわからなかった。
次回は頭部方向から斜めに撮影としたい。

●ムカシヤンマ羽化、産卵
昨年はとうとう天候が安定せず撮影出来なかった。今季は天候にもよるがGW頃撮影としたい。
何名かの方の羽化写真は羨ましかった。産卵も未撮影なので今季の目標としたい。

●マダラヤンマ羽化
関東付近にいるヤンマ13種のうち、全く羽化が撮影出来ていない最後の種類。今季は達成したい。
昨年は台風で流れてしまったので、今季はまたどうするか検討したい。

●黄昏飛翔ヤンマ観察
早朝と夕方に活動する黄昏ヤンマ観察はしっかり行った事がなかった。
朝は5時過ぎには活動開始の様なので今季は飛翔撮影も含め活動してみたい。

●トンボの流し撮り
飛翔撮影としてはシャッター速度を上げてしっかり止めての撮影もあるのですが、見せて頂いたコシボソヤンマの流し撮りは斜め上から頭部にピントが合った撮影でトンボはしっかり止まり、また背景の川にはきれいに溶け込むような場面だった。

自宅に戻り、そういえば昨年オニヤンマ撮影の際、流し撮りについて虫友Tさんに聞いて試していたのを思い出した。
この時は1/160、ISO250、F4.5でストロボは使用。
ただ今見るとストロボ使用の為かトンボの色合いが背景にうまく溶け込めていない。
トンボの会 参加_f0324026_10501642.jpg
SONY α7RIII+Carl Zeiss Batis 2/25

こちらはコシボソヤンマで、1/125,ISO500、F5.6、ストロボありでのもの。
先程の1/160より流れ気味だが、トンボの飛翔速度に合わせるのでその違いもありそう。
トンボの会 参加_f0324026_15573919.jpg
SONY α7RIII+Carl Zeiss Batis 2/25

ただ今回見せて頂いた写真は斜めにこちらに向かってくる場面。
横方向での撮影とは違うので撮影時のカメラの動かし方に工夫が必要と思えてきた。
また後日、撮影時はストロボなしとのご連絡を頂いた(ありがとうございます)。
やはり溶け込んでいたのはそのためで、そうなるとますます撮影難度が上がることになる。
熟練技はやはりすごいと改めて感じた次第。

■御礼
今回も色々貴重な場面、情報を伺うことが出来、改めて御礼申し上げます。


by Nature_Oyaji | 2020-01-25 20:06 | トンボ | Comments(0)


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