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オヤヂのご近所仲間日記

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2020年 05月 23日

コフキヒメイトトンボ(初)

■コフキヒメイトトンボ(初)
四国の四万十トンボ自然公園を訪問。
コフキヒメイトトンボはイトトンボ科ヒメイトトンボ属で、体長は約25mmと均翅亜目内では最小の一つでその小ささに驚いた。

未成熟のオスはモートンイトトンボの色合いに良く似ているが、モートンはイトトンボ科モートンイトトンボ属。
どの程度遺伝子的に離れているのかわからないのですが、時として生物の中には独自に進化した結果酷似の姿となったものたちがいるので、その一つと考えて良いかもしれない。
生き物の不思議の一つで面白い。

特徴は成熟すると名前の由来にもある白く粉を帯びた姿に変化。

●コフキヒメイトトンボ(♂)
未成熟から成熟への写真を掲載。

▼未成熟(Photohitoリンク
モートンイトトンは腹部の先端から広い節がオレンジだが、コフキヒメイトトンボは先端付近のみという違い。
コフキヒメイトトンボ(初)_f0324026_05500200.jpg
SONY α7RIII+FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS
▼やや粉が見られる個体(Photohitoリンク
コフキヒメイトトンボ(初)_f0324026_05502198.jpg
▼トリミング
コフキヒメイトトンボ(初)_f0324026_05520651.jpg
SONY α7RIII+FE 90mm F2.8 Macro G OSS
▼更に成熟が進んだ個体(Photohitoリンク
オレンジ部分も茶系に変化。
コフキヒメイトトンボ(初)_f0324026_05531861.jpg
SONY α7RIII+FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS
コフキヒメイトトンボ(初)_f0324026_06074536.jpg
SONY α7RIII+FE 90mm F2.8 Macro G OSS
▼成熟個体(Photohitoリンク
脚にも顔にも粉を帯びていた。
コフキヒメイトトンボ(初)_f0324026_06001831.jpg
▼トリミング
コフキヒメイトトンボ(初)_f0324026_06001870.jpg
SONY α7RIII+FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS

●コフキヒメイトトンボ(♀)
▼未成熟(Photohitoリンク
鮮やかな赤色。
コフキヒメイトトンボ(初)_f0324026_06122259.jpg
SONY α7RIII+FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS
▼成熟個体(Photohitoリンク
コフキヒメイトトンボ(初)_f0324026_06134504.jpg
▼トリミング
胸部の脚に近い部分に粉。オスは背面から出ていたがメスは背面は見られなかった。
コフキヒメイトトンボ(初)_f0324026_06142364.jpg
SONY α7RIII+FE 90mm F2.8 Macro G OSS

●交尾態 12:04 (Photohitoリンク
10時過ぎ位から成熟したオスは水面近くで待機するようになった。オスたちは水面近くで向き合って上下するように縄張り争い。
12時を回った頃、ようやく交尾態が見られた。今回は成熟同士のペアは撮れなかった。
コフキヒメイトトンボ(初)_f0324026_06193911.jpg
SONY α7RIII+FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS

産卵は見つけられず残念。

●スイレンに止まっていた未成熟オス個体(Photohitoリンク
コフキヒメイトトンボ(初)_f0324026_06283828.jpg
SONY α7RIII+FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS

■今日の結果
●初のコフキヒメイトトンボ
オスメスとも未成熟から成熟まで観察出来たのは嬉しい。

●特徴的な粉
オスとメスでは粉の発生する部分が異なっていた。
オスはこの粉の白を見て縄張り争いをしている様に見えた。水面近くで待機していたが、他のオスが近づくと上下して牽制。
グンバイトンボも縄張り争い時はオス脚の白い軍配部分の白を見て(見せて)反応していたように思える。


by Nature_Oyaji | 2020-05-23 20:16 | トンボ | Comments(0)


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