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2024年 08月 24日
■大洪水に見舞われた生息地の状況確認 昨年9月の台風13号は千葉県内各地に甚大な被害をもたらした。 一昨年より観察してきたコシボソヤンマ・ミルンヤンマ生息地も残念ながら山脇の細流ゆえ、山に降った雨が集まって大洪水に見舞われた。 その地はホタルの生息地でもあるので、昨年秋に一度様子見してみたが、幼虫の上陸した場所などはすっかり流されてしまっていた。 餌になるカワニナも今までなら細流内を歩くのにも踏み潰さない様気をつけて歩く必要があるほど沢山いたのだが、今回は小さなカワニナもまた大きな黒く目に付く個体の数もまばらだった。 6月下旬、コシボソヤンマ羽化時期に訪問 羽化時期となった頃、一度羽化殻の確認で訪問したが、以前羽化殻が多数見られた場所には一つも見つけることが出来なかった。 そして産卵時期での訪問 以前8時頃で交尾態が見られたこともあり、その時間帯に訪問。 以前交尾態が多数ぶら下がっていた木を慎重に見てみたが交尾対はゼロ。加えて川を飛ぶハグロトンボの数も少なめ。 暫く様子を見ていたが時間帯が早いこともあり、コシボソヤンマは全く飛んでこなかった。 ミルンヤンマ生息地確認 少し時間を置いてからの観察とすることもあり、少し離れているミルンヤンマ生息場所に移動。 ミルンヤンマの生殖活動にはまだ時期が早いが、産卵場所になる朽木などの確認もしておきたかった。 細流は以前からするとすっかり変わってしまい、カワニナの数も激減していた。 マルタンヤンマ(♀)?? 空を見ると茶系のヤンマが飛翔していた。 暫く飛ぶのを見ていたが、最後は細流近くの山道方向に消えた。色などからはマルタンヤンマのメスのように思えたのだが、ここでは過去見たことがない。マルタンヤンマが生息出来そうな通年の止水系の湿地は思い当たる場所はあるのだが、今も水があるのかは未確認・・そんなことを巡らせながらぶら下がっていると思われる山道を見て回った。 ミルンヤンマ確認 山道脇の木々を見て回るとミルンヤンマのオス2頭が同じ木の下でぶら下がっていた。 過去にもここでミルンヤンマのぶら下がりを見ていたのだが、マルタンヤンマ(?)を追っての探索になったが、今年も生息していることが確認出来た(マルタンヤンマ(?)は見つからず)。 撮影はやや見上げる場所でもあったので、久しぶりにTS-E135mm F4L Macroでティルト撮影とした。 ![]() ![]() SONY α7CII+TS-E135mm F4L Macro ピント合わせなどしているうちにこちらの姿が気になったのか、翅を震わせ始め、また頭もなでたりクルクル始めたと思っているうちに9:40頃2頭とも飛んでしまった。 オスが飛んだこともあり、細流付近を歩いてみたが探雌して飛ぶ個体には出会えずここでの観察は一旦終えて、またコシボソヤンマ生息地に移動。 コシボソヤンマ探索 10時過ぎから改めて交尾態探しを行ったが見つからなかったので、そのままコシボソヤンマを探索。 2時間ほど川の上流域にいったり、少し離れた生息していそうな場所なども探してみたが全く姿が見えない。 コシボソヤンマのオスは夕方飛ぶことも多いので、時間を置いて観察すると確認は出来るかもしれないが、今日は昼過ぎで諦めた。 もう一度ミルンヤンマ生息地確認 念の為もう一度ミルンヤンマ生息地を確認とした。 細流は2本あり、それぞれ脇に山道があるのだが、先程ミルンヤンマがいた山道とは違う細流の山道を探すと、撮影は出来なかったがオスのミルンヤンマ1頭を確認。 そしてもう一度朝ミルンヤンマを撮影した山道も様子見してみると、ここでは初のマルタンヤンマ(♂)がぶら下がっていた。 マルタンヤンマ(♂) 翅はすっかり茶系、一部は敗れた状態の老熟個体。複眼にもシミのような黒い斑点状のものが見られた。 ![]() ![]() ![]() ![]() SONY α7CII+FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS ![]() ![]() SONY α7CII+FE 90mm F2.8 Macro G OSS 湿地確認 そして朝思い起こしていたマルタンヤンマが産卵しそうな湿地を確認すると、かろうじて水はあったが潤沢とは言えない状況。 山の縁と田んぼに挟まれた場所で、雨が降れば山の斜面からの水などが貯まるので、上手くすれば田植えの頃には水も潤沢になるのでここで生きているのかもしれない。 ヒナカマキリ探索 撤収後、少し走った所の神社をチェック。 神社周りの杉や他の木は太く過去大火などなかったと思われる場所で、その木々の下には枯れ葉や葉の広い植物などがあり、見るからにヒナカマキリが生息指定そうな感じ。 植物の葉の間からゆっくり探してみると、静止しているヒナカマキリが見つかった。ただ残念ながらカメラを持ってきた時には移動してしまい、暫く付近を探してみたが今回は見つけられなかった。 ■今回のまとめ ●コシボソヤンマ 昨年の洪水ですっかり流されてしまったように思えた。 以前は昼過ぎにはオスの飛翔や交尾態も多数みられたが、今年は皆無で復活には暫くかかりそうだ。 ●ミルンヤンマ こちらはぶら下がりとして3頭確認。 思うにミルンヤンマが好む場所はコシボソヤンマより岩場が多い場所なので、ムカシトンボ同様洪水でも岩の下などで流されずにいたためかと思われる。 ●ヒナカマキリ 新たな清掃場所が確認出来た。写真は撮影できなかったがヒナカマキリに間違いない。 さらなる証拠として卵鞘も探してみたが、今回は見つからなかった。
by Nature_Oyaji
| 2024-08-24 13:03
| トンボ
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