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オヤヂのご近所仲間日記

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2024年 10月 27日

終盤のカトリヤンマ産卵

■曇り続きの秋の日のカトリヤンマ産卵
今年のトンボ観察も終盤となってきた。
そして目的のトンボを待っていると、遠くでモズの高鳴きが聞こえる頃にもなってきた。
時に目的のトンボが現れないときはそのモズにカメラを向けてしまうこともあったので、その声が聞こえると秋の深まりを感じるとともに、出会えなかった過去の苦い思い出が心をよぎってしまう。
これからの時期で活発なのはキトンボとオオアオイトトンボ位になってしまうので、未だ撮影出来そうなカトリヤンマは貴重。

週末は両日とも曇り空の中、14時過ぎ頃から産卵場所に飛来するメスを確認。
いつも待機している場所にはあまり産卵に来なかったため、今日は普段あまり見に行かない場所を探索。
産卵エリアをゆっくり歩きながら飛び上がるメスを探してみると、すぐに数頭が飛び上がったのでそれ以上驚かせないよう、身動きせず次の産卵開始まで待機。
そして再び産卵開始となった時を狙って撮影を行った。

30m程の草・枯れ木などがあるエリア内では少なくとも5頭以上は産卵していた。

産卵(土日撮影したもの。掲載は順不同)
来週も天気が良くないことも有り、ひょっとしたら今季最後の可能性もあり、撮影出来た場面を多めに掲載。
産卵中のメスは非常に敏感で、かつ産卵場所は草や枯れ枝が落ちている中が好みのため、クリアな場面は難しかった。
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産卵中、近づき過ぎて一旦近くの高めの場所で休息
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SONY α7CII+FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS

■今回のまとめ
●カトリヤンマ産卵
両日とも曇りの日だったが、産卵はしっかり行っていた。
いつもながら非常に敏感で、近くでしゃがもうとするだけでも飛んでしまう。少し遠くでしゃがんだままゆっくり近づくのが良さそうだ。


●ホバリング
ホバリングは産卵に来るメスを待って交尾を仕掛けるための縄張りを守っている状態と思っているのだが、ホバリングについていくつか思っていることを記載。
過去何度か記載しているのですが、
・生息場所によってホバリングが見られる場所と見られない場所がある(生息数には関係なさそうで、千葉の多産地、栃木の多産地では一度も見たことがない)
・ホバリングが見られる生息地内でもホバリングする場所が決まっていて、その場所は少なくとも午後から陽が沈む頃まで日当たりが良い(曇りの日では見た記憶がない)これはホバリングポイントの一つの条件のように思われる
・時間帯は14時頃から16時過ぎが多く、そのことからも産卵に来るメスを待っているに違いない

ホバリングが見られる場所は過去2ヶ所しか知らないのですが、共通点の一つとしては「産卵時間帯は太陽光がずっと当っている場所」が挙げられる。
今日確認した産卵場所では同時間帯に少なくとも5頭は産卵していたが、その場所は過去の観察では産卵時間帯では太陽光が当たらないので、やはりここではホバリングはしないものと思われる。


by Nature_Oyaji | 2024-10-27 15:00 | トンボ | Comments(2)
Commented by AT at 2024-11-07 12:18
ホバリングについては、同じ印象を持ってます。神奈川の多産地(昼から日陰になります)ではホバリングを見たことがありません。
Commented by Nature_Oyaji at 2024-11-08 01:23
> ATさん
同様の印象とのこと、コメントありがとうございます。カトリヤンマの一つの生態の姿として美しいのでホバリングポイントを探しているのですが、なかなか見つかりません。今年も残り少ないので、もう1か所、天気の良い日に探しに行ってみます。


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