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オヤヂのご近所仲間日記

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2025年 05月 28日

キイロヤマトンボ探索 羽化開始後14〜16日目の観察

■5/25以降の活動
5/25
雨の日。やや土砂降りということもあり未訪問。

5/26
増水が予想されたが、念の為訪問。通常より3割増の水量で結果は羽化殻・羽化個体も見つからなかった。

5/27 オスの倒垂中の個体を発見、メスの羽化も確認
川の水はだいぶ減り、ほぼ通常通りの水位となっていた。
9時半頃から下流域からチェック。
ここまでの観察では倒垂は8時頃だったため、時間的にはもう翅が伸びている頃かと思いながら探していくと、ちょうど倒垂中のオスの個体が見つかった。

以前より遅い時間帯での羽化
今期のここでの羽化観察ではこの倒垂状態は8時前後だったが、今回は9時半と1時間半遅めだった。
なにかの要因で生き物には必ず例外的な行動をする個体がいるもので、その行動は生き残り戦略の一つなのだろうなと思っているのですが、こうした新たな知見は嬉しい。

ここまでの観察結果からは、この時間帯では体が伸びていている為、しゃがんだりしながら葉裏までの定位個体探しは行わず、やや雑に探索していたが、今後はこんな時間帯でも羽化初期の個体もいるということで、しっかり探索する必要がある。

起き上がり撮影準備
前回は起き上がり動画撮影は間に合わず、次回はしっかり動画撮影しようと思っていたが、やっとチャンス到来となった。
ただ脚を縮めていたのでいつ起き上がっても不思議ではない状態で、やや焦りながらカメラを準備していたものの何とか間に合い撮影開始。

写真はそのビデオで撮影した起き上がり場面からのスクショ。殻から抜けでる場面は未達だったのでこれも嬉しい結果。

またキイロヤマの残された殻を見ると、下唇が上に持ち上がっているものが多いが、この動画を見ると体を抜く際、下唇に前脚をかける為だという事がよく分かる。
キイロヤマトンボ探索 羽化開始後14〜16日目の観察_f0324026_16133490.jpg
キイロヤマトンボ探索 羽化開始後14〜16日目の観察_f0324026_16144519.jpg
キイロヤマトンボ探索 羽化開始後14〜16日目の観察_f0324026_16164672.jpg
ここから腹部の抜き取りへ
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キイロヤマトンボ探索 羽化開始後14〜16日目の観察_f0324026_16185626.jpg
キイロヤマトンボ探索 羽化開始後14〜16日目の観察_f0324026_22500272.jpg
SONY α7CII+TAMRON 90mm F/2.8 Di III MACRO VXD

羽化経過
タイムラプス用写真から抜粋。
9:57
キイロヤマトンボ探索 羽化開始後14〜16日目の観察_f0324026_07010350.jpg
10:04
キイロヤマトンボ探索 羽化開始後14〜16日目の観察_f0324026_07012313.jpg
10:10
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10:18
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10:50
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11:46
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13:16
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13:57
キイロヤマトンボ探索 羽化開始後14〜16日目の観察_f0324026_07032314.jpg
SONY α7CII+TAMRON 90mm F/2.8 Di III MACRO VXD
メス羽化発見
タイムラプス設定後、上流域をチェック。
11時半頃、先ほどオスがいた最下流域から一番離れた最上流域でメスの羽化個体が見つかった。
カメラを持ってきていなかったので、片道約300m程を往復し撮影。
羽化の状況からこの個体も9時過ぎから羽化開始したようで、この日は何かの要因でこの時間帯になったようだ。

11:51
キイロヤマトンボ探索 羽化開始後14〜16日目の観察_f0324026_08114382.jpg
13:41
キイロヤマトンボ探索 羽化開始後14〜16日目の観察_f0324026_08114324.jpg
13:44
キイロヤマトンボ探索 羽化開始後14〜16日目の観察_f0324026_08114369.jpg
SONY α7RIII+MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical

5/28 居残りのメスと見落としの羽化殻発見
今回は6時半頃から下流域から観察。
昨日の個体は流石に飛んでしまい、殻を回収。

見落としの殻を発見
昨日オスの羽化撮影した近くで見落としのメスの羽化殻が見つかった。
この殻で16頭目。

メスの居残りを発見
更に探すと下流域の一番下流側の草にしがみついているメスが見つかった。この個体で17頭目。
様子からすると昨日羽化したものの飛べずに居残っていた可能性が高い。
このエリアもしっかり見たつもりだったがその際は気が付かなかった。
自分の探索力を信じるなら他の個体を撮影中、更に遅めの時間帯で羽化した可能性もある。

そっと手に止まらせて様子を見ると、翅は流石に固化しておりすぐにも飛べそうな様子だった。
近くのドクダミに止まらせると危険を感じたためか、翅を震わせ飛翔準備を開始したので飛翔撮影とした。
キイロヤマトンボ探索 羽化開始後14〜16日目の観察_f0324026_13502184.jpg
SONY α7CII+TAMRON 90mm F/2.8 Di III MACRO VXD

処女飛翔 9:32
ほぼ真上に飛んでくれたので今回は初の連続写真となった。
キイロヤマトンボ探索 羽化開始後14〜16日目の観察_f0324026_09113819.jpg
SONY α7CII+TAMRON 90mm F/2.8 Di III MACRO VXD

上流域も確認したが、羽化個体・羽化殻ともにゼロだった。

■今回のまとめ
●キイロヤマトンボ羽化時間帯について
前回まで確認した羽化個体3頭の倒垂時間帯は8時前後だった。
今回のオスの倒垂時間は9時半頃、またメスは体が伸び切っていたが推移からすると同時間帯だったと思われる。

羽化はトンボにとって動けない時間帯のため一番命の危険にさらされる時間帯故、その時の気温や天候、川の状況によりトンボが一番安全と感じる時に羽化すると考えられる。

今回の2頭の羽化場所は約300mとだいぶ離れていて、また環境は上流域は割と日当たりが良くやや深場の砂地の場所、下流域は左右竹林等で囲まれた暗めの浅めの砂地の場所でやや環境が異なるが、2頭とも同時間帯での羽化だったことを考えると、共通の羽化スイッチが入る条件があったのだろうか。

天候・気温・川の流量などか、あるいはただの偶然でたまたま一緒の時間帯になった可能性もあるが、この時間帯での羽化もありうるという事は覚えておく必要がある。

またいつも通りはっきりした結論は出ないものの、増水後の2日後辺りは羽化狙い目の日かもしれない。

●雄雌の順番と羽化時期の終焉について(再考)
5/13~23
・♂6 ♀1 殻未確認4

5/24~5/28
・♂2 ♀4

前半の未確認がある為明確ではないが、24日以降はメスが増えていると思える。
メスが増えてきたことは羽化時期終焉ということになるので、もう少し可能な限り観察は続けたい。




by Nature_Oyaji | 2025-05-28 23:35 | トンボ | Comments(0)


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