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2025年 10月 18日
■ほぼ毎年訪問している新潟のマダラナニワトンボの様子 今年もマダラナニワトンボの産卵時期となった。 10月に入ってからなかなか1日晴れの日がなく、17日は久しぶりに晴れの予報となったので、17日~18日で訪問。 18日は一日曇りの予報だった。 17日の観察 9時頃から観察開始。 少し雲はあるものの、青空が広がり太陽光はよく池付近に注いていた。 本日の最高気温は23℃で午後までしっかり晴れる予報で、過去の経験からは正にトンボ日和の日となった。 コバネアオイトトンボ探索 暫く付近を探索したが、探し方の問題からか、1頭も見つけることが出来なかった。 アオイトトンボはいるのだが、以前より個体数が少なくやや気になる。 キトンボ 10時過ぎにキトンボの産卵ペアが1組。 またオスは数頭確認出来る程度で、こちらも数が少なかった。 マダラナニワトンボ 10時50分頃から定刻通りに産卵が始まったが・・12時近くの最も産卵数が多い時間帯になったにもかかわらず、どうしたことか産卵ペアの数が少なすぎる。いつも2ヶ所のエリアで撮影しているのだが、手前のシダが多い場所では数組の産卵ペアしか確認できなかった。 少し奥側のもう1ヶ所のエリアに移動すると、こちらの方が多く、一番多いときで10ペアほどが産卵していた。 この数の少なさには驚きとともに不安がよぎった。 そしていつもなら数は少ないが13時半頃まで産卵していたのだが、13時を回った所でほぼ産卵ペアは姿を消した。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 産卵場面をややトリミング ![]() SONY α7RIII+Carl Zeiss Batis 2/25 ![]() ![]() ![]() SONY α7CII+FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS 18日の観察 この日は虫友Iさんが合流し、9時近くから探索を開始した。 天気は予報通りで、朝から曇りがち。最高気温は前日と同じ23℃だった。 しっかりした太陽光が差すことはなく、11時頃から30分ほど、薄い雲の間からやや強い光が差し込み、薄く影ができる程度だった。 朝から曇っていたため、産卵が見られるか気になっていたのだが、結果的には前日の5倍以上のペアが産卵していた。 前日は数組しか見られなかった手前のシダのエリアでも、以前のようにまとまって5組以上が近くで産卵しており、改めて数の多さに安堵した。 この日は交尾態も多く見られた。 以前、産卵が終わったあとが多いと聞いた事があったが、この日は12時前後に多くの交尾態を見ることが出来た。 交尾態はどこで成立するのか不明だが、探していると上の方から舞い降りるように飛んでくることが多かった。 ![]() ![]() ![]() ![]() SONY α7CII+FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS コバネアオイトトンボ この日はようやくメスのみ見つかった。 ![]() ![]() ![]() SONY α7CII+TAMRON 90mm F/2.8 Di III MACRO VXD キトンボ 産卵もしていたが、この日は撮影出来ずに終了。 ![]() SONY α7CII+FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS ■今回のまとめ ●マダラナニワトンボ 初日のみの観察では数が減ったように思い、見誤るところだった。両日とも最高気温は23℃ほどで大きな差はなかったが、曇りの日の方が産卵するペアは多かった。 晴れた日は直射日光の中では、体感的にはさらに暑く感じられた。 マダラナニワトンボの産卵時にも、この日の気温や太陽光が産卵しづらい条件だったのかもしれない。 ●これまでの産卵時間帯と気象条件 今回、曇の日のほうが産卵ペアが多かった理由として、何らかの条件が産卵のトリガーになっている可能性があると考え、過去の訪問日の天気、気温(6時と11時 ※11時は直近の開始時間帯のため採用)、産卵開始時間および終了時間を一覧にしてみた。天気や気温などの気象情報は「気象庁 過去の気象データ検索」から確認した。 なお、この生息地付近の観測データは得られなかったため、近隣の十日町のデータを用いて表を作成した。 マダラナニワトンボの産卵時間帯の傾向分析(2015〜2025) 表からの傾向と考察 1. 天候(晴れ・曇り)の影響は限定的 曇りの日(2015、2020、2022、2025b)でも産卵は確認されている。 晴れの日(2018、2023、2024、2025a)でも産卵は行われている。 → 曇り・晴れのいずれでも産卵は実施されており、天候が直接的な制約要因とは言えない。 2. 気温と開始時刻の関係 11時気温が16.5℃以上であれば、産卵が確認されている。 2023年以降は11時気温が21℃前後と高めだが、開始時刻は11:00頃で安定しており、気温上昇による開始時刻の前倒しは見られない。 → 気温は産卵実施の最低条件を満たす要因の一つだが、開始時刻の決定には他の要因(光量、水温、湿度など)が関与している可能性がある。 → 肌感覚としては、17日の直射日光下ではかなり暑く感じたが、その暑さの影響があった可能性があるが、天候や気温だけでは説明できない変動が存在する可能性もある。 他にも何か言えることがあるかもしれないが、今回はここまで。
by Nature_Oyaji
| 2025-10-18 16:20
| トンボ
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