オヤヂのご近所仲間日記

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2018年 07月 29日

夏のルーミスシジミ

■夏場のルーミスシジミの様子確認
無事に越冬を終えたルーミスシジミの春先の様子を確認。
今回はその春先に産卵したものが羽化する時期。

訪問時、以前お会いしたNさんが今季のルーミスシジミが羽化開始の頃ということで、観察に来られていた。
先程観察のため一通り叩いてみて5~6頭確認したが、そのまま皆上に上がってしまったとの事。あと1週間ほどで羽化は終了の頃らしい。
幸いNさんが観察した中で唯一、下の木の葉にまだ止まっていたものを紹介頂き無事確認。

●今季生まれの新鮮な個体。何処かふっくらした様な印象。
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SONY α7II+FE 90mm F2.8 Macro G OSS

今日はこの1枚のみ。
9月の暑い日には下に降りて給水する様子がみられるという。
その頃また訪問したい。

大量発生の時、舞い降りてくるルーミスシジミが真夏の雪の様に見えたと誰かから聞いたのを思い出しました。
そんな光景にも出会えたらと思っています。


by Nature_Oyaji | 2018-07-29 21:53 | チョウ | Comments(0)
2018年 07月 29日

ネアカヨシヤンマ・マルタンヤンマ羽化場所 定点観察

■定点観察としてネアカヨシヤンマ・マルタンヤンマの羽化を撮影した場所で産卵時期の様子確認
6月下旬に羽化撮影した場所ですが、時期的に産卵時期。
羽化撮影時、ヤブヤンマの羽化殻も確認しており、この場所にはヤブヤンマ、ネアカヨシヤンマ、マルタンヤンマが生息している。

●定点観察の目的
自分としてはトンボの撮影ではその生活史の羽化・交尾態・産卵という一連の姿を残したい。
そして出来れば定点観察として、同じ場所で達成したい。
同じ場所での観察は、今年の様に春の訪れが早くても、場所による違いを考慮する必要がないので、ここでの羽化、産卵はいつかが特定出来れば、毎年の効率的な訪問のタイミングに役立つ。
また他の昆虫たち、ここでの季節の変化を残す事も大切。

●産卵時間軸
今日の目的の産卵は時間軸からは
▼マルタンヤンマ 7:00~10:00頃(17:00〜18:30頃も有り)
▼ネアカヨシヤンマ 早いものは9:30前後~14:30頃
▼ヤブヤンマ 13:00~16:00頃
なので、運が良ければ3種類の産卵が撮影出来る。

●マルタンヤンマ産卵開始 
7:30~10:00過ぎまで産卵。
羽化時、薄黄色だった色はすっかり飴色に変化。
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Olympus E-M1II+M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO(テレコン付)

10時過ぎまで2頭が湿地内のあちらこちらで産卵。
ゆっくり近づけば遠くに逃げることなく、少しホバリングののちまた産卵開始。
そこを広角で狙ったものの、しゃがんで近づいた所で何度も逃げられてしまい断念(まだマルタンの間合いがつかめず)。

●一時ルーミスシジミ観察で移動
マルタンヤンマが見えなくなった10時過ぎから更に12時過ぎまで湿地内を見て回ったものの、産卵・飛翔・ぶら下がりしている個体は1頭も見つからなかったため、一旦気になっていた夏場のルーミスシジミ観察へ移動(別途記載)。

●14時半から再探索
ルーミスシジミ観察から戻り再探索。
湿地の脇の斜面には日差しを遮るこんもりした木が生えていて、その下はぶら下がりや産卵には適している場所があり、当初からここでヤブヤンマやネアカヨシヤンマは産卵するのではと思っていた場所。

日差しも強くなっていたため、その木の裏側を覗き込んだ途端、大型のヤンマが飛び出して何処かへ・・。
まさにぶら下がっていたようで、全く気づかず残念な結果(次回訪問時は落ち着いてチェック)。

その後は注意して同じ様な木の下を順に見て回ったが、それ以降1頭も見つけられず、また産卵に来る個体もなく今日は15時半位で撤収。

■まとめ
●今回はマルタンヤンマのみ確認
羽化殻数からすると、ここではマルタンヤンマの個体数が他の2種より多く、その結果のような気もする。
また他の2種は地面に産卵のため、湿地の上を飛ぶマルタンヤンマより見つけにくく、もともと産卵場所がわかっていないこともあり、気づかなかったのかもしれない。

また今日は台風通過後で天気が不安定で、突然の雨があったり曇りだったりと気温が高くなく、活性が低かったのかもしれない(とするとマルタンヤンマはそれでも他の2種より活性が高いのか??)。

●ネアカヨシヤンマの産卵場所
産卵個体を見つけるのが一番ですがその場所が不明なため、逆に羽化個体がいた場所から逆に想像すると・・。
1. 今季の羽化周りでの産卵説
昨年は池周り、池から遠くない場所での羽化でしたが、今季は昨年見つからなかった池から遠い場所。
その付近は割と日当たりがよく、樹木も少なく、また水平な場所がほとんどない他の多産地の様子とは大きく異なるが、ここで産卵した可能性。
2. 流れ着き説
昨年羽化が多く見られた池ですが、今季は近くで1頭羽化殻発見。
池には山からの水が少し流れ込んでおり、溢れた水は下流の今季の羽化場所方面に流れてはいるが、羽化場所を迂回するように湿地の端から反対側へ流れている。池付近で産卵・発生したヤゴが移動し、途中でその羽化場所へ移動することもありうる。または大水時に流されて来たということもありうる。

どちらにしろ事実を確認するためには、やはり産卵現場を確認する必要がある。


by Nature_Oyaji | 2018-07-29 21:02 | トンボ | Comments(0)
2018年 07月 28日

ヒヌマイトトンボ 産卵時期観察

■今期目標のヒヌマイトトンボ産卵撮影へ
台風12号通過中の土曜日。
午前中は暴風雨で様子見でしたが、昼近くに少し落ち着いてきたため産卵観察。

●13:00過ぎ 交尾態確認
晴れていれば早朝から交尾態が見られるのですが、暴風雨のあとということで今頃になったものでしょう。
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SONY α7II+FE 90mm F2.8 Macro G OSS

●産卵期待で交尾態の様子をしばらく観察
見つけてから暫くするとメスが15秒毎に羽ばたき開始。

その後30秒間毎程度でメスが飛翔開始。交尾態の状態から逃れるような行動。
メスの飛ぶ勢いに負けてオスが止まっている所から引き離される事もしばしば。
写真はその様子をを撮ったもの(別ペア)。
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●交尾態・連結解除へ
オスはいやいや引き離されて移動。何度か繰り返しているうちに交尾態が解けて連結へ。
そしてその連結が解かれた場面。
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Olympus E-M1II+M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO(テレコン付)

写真の様に交尾態・連結を静かに解くペアもいるが、いきなり別れてメスが飛び去るペアも目撃。恐らく先程の写真の様に飛び上がった勢いが強く、そのまま別れてしまったものと考えられる。


■結果
●交尾態解除はメスが誘導
メスが交尾態を解こうとする行動は初見(他のトンボでも過去見たことがない)。
単独で産卵するモートンイトトンボでも見られるかもしれない。

●産卵はどこで?
フリーになったメスはそのまま暗めの奥の方へ移動。他のペアのメスも同様。
撮影場所は開けた明るめの所なので、産卵中のリスクは高く、やはり奥の葦が密集している所へ移動したものと想像。
撮影するためには13時過ぎ、予め奥の暗めの所で静かに現れるのを待つしかなさそう。産卵時期はまだ暫く続くものの、暑さの中、湿地で待てるかが問題。

●交尾態自体、どちらが支配しているのか?
メスがあれだけ交尾態を解こうとしているのに外れないのは、やはりオスの支配なのかもしれない。
精子の受け渡しを十分行う必要があり、オスがコントロールしていると考えた方が合点がいく。
メスの首部分は当然オスによるもの。



by Nature_Oyaji | 2018-07-28 20:57 | トンボ | Comments(0)
2018年 07月 23日

ヤブヤンマ 産卵-2

■ヤブヤンマもそろそろ産卵終盤
先日は羽化場所での初の産卵撮影でしたが、今回は毎年撮影している場所でのもの。
昨年の夏は悲劇というべきか、掻い掘りが行われ、来年羽化するヤゴがまだまだいたのですが、水がすっかり抜かれてしまい一旦池としては終了。
その時は少しだけ水が残っているのみでしたが、それでもどこからともなく飛んできて産卵していた場所(昨年の産卵ブログはこちら)。

聞いた話ではヤブヤンマも飛翔性が高く、また大小に関係なく良さそうな水辺があると産卵するらしい。
なので案外探せばヤブヤンマの生息場所は多いのかもしれないが、それを探すのが難。

●14時過ぎからの産卵
到着した14時過ぎには1頭産卵中。
すぐ別の個体も来て2頭で産卵。
途中、池のすぐ上に張り出している木々に止まって休息し、また産卵の繰り返しで、16時過ぎまでほぼどちらかが産卵。

ただ昨年産卵に来たのはオス型メスでしたが、今回は2頭とも普通型。
老熟化が進んではいるものの翅はまだまだ綺麗で、もう少しすると昨年撮影した個体のように痩せてしまうのでしょうが、それでもそんな懸命に命を繋ぐ姿は美しい。
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SONY α7II+FE 90mm F2.8 Macro G OSS

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SONY α7II+Carl Zeiss Batis 2/25
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Olympus E-M1II+M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8

●指乗り
あとから現れた個体は非常に敏感で、数m離れた所で少し動いただけで産卵中止してしまうほど。
ただ産卵に夢中になった終盤には手を差し伸ばしても逃げもせず、指を出すと乗って産卵。
ちょっと嬉しい瞬間。

敏感なネアカヨシヤンマでも同様の事を達成してみたい。
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SONY α7II+Carl Zeiss Batis 2/25



by Nature_Oyaji | 2018-07-23 22:07 | トンボ | Comments(0)
2018年 07月 22日

ネアカヨシヤンマ 産卵と初の交尾態撮影

■ネアカヨシヤンマの産卵時期
6月末の羽化から約1ヶ月。産卵も場所によっては老熟化した個体での産卵となり、そろそろ終盤。
来週はその羽化した場所での産卵撮影の予定ですが、初の場所なので念の為今季の撮影として他の多産地でまずは押さえておきたい。

●5時過ぎから観察
黄昏飛翔観察と考えていましたが、5時過ぎではもう殆ど飛んでおらず諦め。
昨日から移動も含め徹夜だったので、少し仮眠。
その後、7時過ぎによくぶら下がっている林を探索したものの、何も見つけられず。
8時過ぎにようやくオスたちの飛翔を確認。
大空に飛翔するトンボはやはり美しい。

途中虫友Iさん含め二人が合流。

●9:15過ぎにぶら下がり確認
上空を飛んでいたオスが降りてくるのが見え、今季初のぶら下がり撮影。(3枚目は昼近くのもの)
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Olympus E-M1II+M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO(テレコン付)

●11:20前後 交尾態発見
産卵を待っていた虫友Iさんが交尾態が飛ぶのを発見。
状況から産卵に来たメスを連れて行ったものの様。
こちらに飛んで来たが途中で見失い。
しばらく皆で探したが見つからず悔しいロスト。それでも最後、木を叩いた所で、止まっていた所から移動するペアを発見(低めの位置だったので残念・・)。

かなり高い位置に止まった所を撮影したが、証拠写真程度。

●産卵
正午付近。
広角撮影の課題が残ったままなので、カメラに広角レンズを付けて待機。
ただ結果的には今回も望遠でとりあえず押さえた写真のみの結果で終了・・
産卵は何か所かのポイントを回りながら行うので、先回りしたり定期的に撮影しやすい場所を見て回るほうが効率が良い気がする。
場所によっては草地の奥深くでの産卵なので、聞き耳を立て、羽音が聞こえたら撮影しやすい場所に移動してくれることを願って追い立てるのも効率が上がりそう。

3枚目は産卵後、近くでぶら下がった個体。
待っているとまた産卵する事があるので、予め産卵場所前でしゃがんで待機しているのも良さそう。
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Olympus E-M1II+M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO(テレコン付)

●再び交尾態発見 12:50頃
探索していたもうひとりが見つけてくれた。
撮影してみるとどうやら先程のペアと判明。
先程初めて見つけたのが11:20頃だったので交尾態になってから既に約1時間半は経過。
方向を変えながら何か所かで撮影。ストロボがうまく届かず、少々残念な結果。
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Olympus E-M1II+M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO(テレコン付)

ヒメボタル撮影後、どうしようか迷ったものの、結果的には初の交尾態撮影が出来、これで産地は異なるものの、ネアカヨシヤンマについてはその生活史(羽化、交尾態、産卵)を撮影することが出来、ヤンマ系では初の結果となりました。


●交尾態について
今回の交尾態時帯は11:30頃から。
ヤンマ系は同様に昼近くに交尾態になると聞いた。
またヤンマ系の交尾態自体は1時間程と聞いた事がありますが、ネアカヨシヤンマが長いのか、たまたまこのペアが長いのか分からないのですが、今回は少なくとも1時間半以上継続。

産卵中、何かのきっかけで飛んでも近場でぶら下がり、また産卵を繰り返していたと虫友Iさんが観察していた。
そんなぶら下がり休息中に、探メスで回ってきたオスに見つかり連れて行かれる事も有りうるし、先程見つかった交尾態はそんな場面だったのではと目に浮かんだ。

次回、機会があれば交尾態を探してあるき回るより、昼近くに休息中のメスを見張ったほうが連結の場面、交尾態などに遭遇するチャンスが大きいと思われる。

実際、春先のムカシトンボでは産卵中のメスを連れていくオスを何度も見ているので、11:30過ぎ頃からぶら下がっているメスを注視するのが良さそう。


来週はヤブヤンマ、マルタンヤンマ、ネアカヨシヤンマが皆生息する場所で1日待機して観察予定。灼熱地獄とヤマビルとの戦いです。





by Nature_Oyaji | 2018-07-22 20:11 | トンボ | Comments(0)
2018年 07月 21日

山梨のヒメボタル

■山梨のヒメボタル
2週続けてのヒメボタル撮影。そして今季のヒメボタル撮影最終です。
昨年も同時期訪問撮影していましたが、設定を完全に間違え全く撮影出来ていなかったので、今回が初撮影。

場所的には過去撮影した場所(ここを含めて3ヶ所)ですが、一番木の密度が高く発光時間帯も遅い(21時以降)の為、発光時間帯ではほぼ暗闇状態で、撮影条件が厳しい。

▼1枚めはソニーでマクロ望遠撮影
高さは約50cm程度にしたが、ここのヒメボタルはこの高さから更に高めに飛ぶ事もあり、ほぼ真横からの飛翔撮影となってしまい、広がり感のない結果。
またメスはまだ発生していない様で(数頭このエリアで光ってはいた)、メスの発生時期であれば草地部分での光があることで、オスの飛翔とメスの発光の場所が異なる1枚となったのですが、それはまた次回。

▼2枚めはオリンパスで広角撮影
広角撮影はISO2000でしたが、広角ゆえ光が弱めになり補正した事やオリンパスではこの撮影条件ではノイズが出てしまい、少々残念な結果(こちらの撮影技術の事ももちろんあります)。
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SONY α7II+FE 90mm F2.8 Macro G OSS
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Olympus E-M1II+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

来季も今回の撮影結果を踏まえ、また訪問撮影としたい。

●まとめ
今季はこれにてホタル撮影は全て終了。ヒメボタル観察地としては過去3ヶ所のみですが、その場所について簡単に記載。

▼発生時期と発光時間帯
ヒメボタルは全国に生息地があり、それぞれ発生時期や不思議ですが光る時間帯が異なる。

以前も記載しましたが、メスは飛ぶことが出来ない。生息域でメスの移動が出来ない様な事(自然的あるいは人工的)あった場合、その範囲が生息域として閉鎖された形となると思われる。
オスは飛べると行っても長距離移動しそうになく、オスメスともそのエリアにある意味閉鎖されたため、発生時期、発光時間帯が異なる進化となったのではないかと想像。

観察場所は過去3ヶ所しかありませんが、以下に時期と発光時間帯をまとめると
▼秩父 発生6月上旬 発光時間帯 22時頃~
▼岩手 発生7月中旬 発光時間帯 19時頃~
▼山梨 発生7月中旬 発光時間帯 21時頃~(今回初確認)

●飛翔の高さ
こちらも生息場所が異なることも影響しているためか、それぞれで微妙に異なる
▼秩父 平地 高さ30~50cm
▼岩手 山岳部 高さ30~50cm
▼山梨 山岳部 高さ30~100cm(それ以上も)

●飛翔速度
ヒメボタルの発光は短時間発光なので、飛翔速度が遅い場所ではほぼ光は円の結果となる。

「飛ぶ=メスを見つけるための行動」なので、メスの数の違い(少ない時期・場所では速く移動して見つける必要がある)だとすると、同じ場所でメスの有無での違いがあるのか、観察出来たらはっきりする。
あるいはメスに関係なく速く飛ぶ個体が多かったら、その場所での進化の結果。ひょっとしたら他の産地のものより、オスは目が良く、速くとんでもメスを見つけられるのかも・・などなどいろいろ頭を巡らすのも面白い。

▼秩父 こちらは2年前の撮影では円状。今回の様な飛ぶ速さに注目して見てないのですが、写真を見る限りゆったり飛翔のものに見える。写真からするとメスは発生済。
▼岩手 わずかですが速く飛ぶ個体が見られる。メスの発生は少数の時期。
▼山梨 速く飛ぶ個体が比較的多めだった。メスの発生は少数の時期。

また来季も楽しみたい。


by Nature_Oyaji | 2018-07-21 20:27 | ホタル | Comments(0)
2018年 07月 19日

岩手遠征-4 ヒメボタル

■今回の一番の目的のヒメボタル撮影

ここ折爪岳のヒメボタルは、その数100万匹と言われ、山のあちらこちらで見られる。Fさんは過去5〜6回訪問済みで、昨年よりお誘い頂いていたもの。

今年の4月に「岩手県天然記念物」の指定を受け、この7月が指定後初の発生時期。
過去、指定前は生息域のある山頂に通じる道は夜でも通行には制限はなかったものの、今回からは19:30〜21:00までは一定の区間は通行止めになった。

言うまでもなく、弱い光で呼応するどのホタルに対しても、光を当てるのは厳禁。当たると暫くは一斉に発光が弱くなってしまう。
こうして繁殖の一定期間だけでも車の制限をするのは良い事と思われる。

●撮影準備
ホタル撮影は過去、E-M1 MARKIIでのライブコンポジットでの撮影ばかりでしたが、今回は初めて画像を重ね合わせるスタンダードな方法で撮影。

先ずは予め明るいうちに場所を決め、どこをどう撮影するか位置決め。
位置が決まったら動かさず、ある程度暗くなったら背景となる一枚を撮影。
そこに真っ暗になってから撮影したヒメボタルの光を重ねて行くもの。

ライブコンポジットでは長時間一発撮りの為、一度でもライトを当てられたらそこで全て終了ですが、今回は15〜20秒の撮影を何十枚か撮影し、問題のないもの、撮影結果が良好なものを選んで仕上げるので、全てダメになる事はない。

ただ背景を初めに決めて撮影して置くので、1日1枚仕上げ。
また三脚を動かした場合は、それ以降は重ねられないため、その時点で終了。

●背景撮影
少し暗めになってから、F22でしっかりパンフォーカス気味での背景を撮影。

●撮影開始
19:30過ぎ頃から徐々に光り始めたが、ただまだ空は明るめ。
20:00近くになり、まだ自分の手はしっかり見えますが、ヒメボタルエリアは木の判別も出来ない程度に暗くなり撮影開始。
セットはα7IIでは90mmマクロで、少し一定範囲を、またE-M1 MKIIでは広角気味にして両日撮影。

設定は共にF値:解放、ISO:1600、撮影時間:初日20秒、2日目15秒。

現像時、それぞれ少し背景の色合いを変えてみました。
また広角撮影は、初日分をなんとか現像(2日目は何故か光の強さがISO1600では不足で、現像は断念、)。

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Olympus E-M1II+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
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SONY α7II+FE 90mm F2.8 Macro G OSS

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SONY α7II+FE 90mm F2.8 Macro G OSS

■まとめ
100万匹と言われるヒメボタルたち。
飛べないメスはできるだけ高い所に登り、見上げなながら上空から懸命にメスを探すオスを眺め光で呼応する様子・・。
暗闇で音もなくこうして毎年行われてきた神聖な生命活動。
そんな健気な様子を目の前にすると、よりホタルへの感情移入が強くなり、また会いに行きたいと感じてしまう・・

幸い今週末もまたFさんのお誘いで、今期最後のヒメボタル撮影に同行させていただくことになっている。
今回の撮影でうまく行かなかったこと、構図やセッティングなど練り直して次回に当たりたい。

初の背景写真+20秒撮影を重ねる方法での撮影でしたが、フリーソフトStarstaXでの合成は簡単であっという間に完成。
しかも撮影順に1枚ずつ重なっていくので、どの写真を抜いたらよいか、どこまで重ねたらよいかなどが目の前でわかるので便利。
現像自体も個別に納得の行くまで行うことができる点も良い。

この3連休は初の天然記念物指定ということで、観光客の出入りが多く、先に書いたとおり自動車自体の通行止めは良いが、通るたびに蛍光灯やスマホの明かり、中にはスマホでフラッシュONのまま撮影を開始したりするなど、ホタルに対してやってはいけないことばかり。
観光地化しての悪影響が出ないことを願う。


by Nature_Oyaji | 2018-07-19 06:24 | ホタル | Comments(0)
2018年 07月 19日

岩手遠征-3 その他昆虫たち

■岩手遠征-3 その他昆虫たち
いくつ通ったポイントで出会えた面々。こちらも過去出会ったものもありますが、初物が多い。

●カオジロトンボ(初)
湿地帯の近くで初確認。
それでもここでは数は多くなく、単独で止まっているもの、数組の後尾体を見かけるのみ。
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Olympus E-M1II+M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO(テレコン付)

●ルリイトトンボ
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SONY α7II+FE 90mm F2.8 Macro G OSS

●オゼイトトンボ
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SONY α7II+FE 90mm F2.8 Macro G OSS

エゾイトトンボかオゼイトトンボか、素人には区別が難しいのですが、ポイントは尾部付け根付近の紋で、全く異なる(らしい)。ネットで調べるとはっきり違うのはこの部分の紋。
エゾイトトンボを撮影していないので、オゼイトトンボのもののみ(トリミング)。
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SONY α7II+FE 90mm F2.8 Macro G OSS

●コエゾゼミ(ご指摘ありがとうございます)

到着早々、近くの林で盛んに鳴いていたコエゾゼミたち。
過去声は聞いた事はあるものの、その姿は未見。

ヒメボタルのロケハン時に声を頼りに探したものの、少し高めの所にいるためか、見上げてもその姿は見ることが出来なかった。

翌朝の散策。Uさんが見つけてくれた。
胸部の色合いはミンミンゼミにも似ているが、形はヒグラシの様に細身で、サイズはヒグラシを少し小型にした感じ。

こちらも初物で嬉しい出会い。
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SONY α7II+FE 90mm F2.8 Macro G OSS



by Nature_Oyaji | 2018-07-19 05:44 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 07月 16日

岩手遠征-2 ゼフィルス

■今回岩手の遠征で出会えたゼフィルスたち

今回の目的の二つ目はゼフィルス撮影。
日本には25種のゼフィルスが生息しているのですが、改めて過去出会えた種類を思い出してみると、恐らく10種に満たない位かと。

デジタルカメラを持った2012年頃は、昆虫なら何でも撮影していて、美しいゼフィルスも機会を見ては行ける範囲で撮影。

ただ次第にトンボ中心になってしまい、今ではご近所のミドリシジミ位(でも今季は冬の卵の様子などは観察しましたが、蝶になってからは撮影してません…)。

チョウ全般は到底踏み出せませんが、可能な範囲で美しくまた季節限定のゼフィルスやその他気になるチョウは撮影してみたい。

●ウラキンシジミ(初)
同行のベテランFさんでもまだ過去1度しか撮影出来ていなかったというチョウでしたが、あるエリアで多数発見。今回の遠征での収穫の一つ。
食樹はブナ類ではなくトネリコ。見つかった付近で探したもののとうとうわからず。
3枚目の個体のようにだいぶスレてしまったものもいる中、まだまだ新鮮な個体もいて、今が時期と思われます。

●ウラキンシジミの変異体について
Fさんからここのは通常のウラキンシジミではなく、「裏面亜外縁部の黒紋が消失したodai型」との連絡を頂いた。
改めて今回このエリアで撮影した4個体の写真を見ると、羽に黒紋がついている個体は撮影したものでは1頭のみで、残りの3頭はすべてodai型の個体だった。

ウラキンシジミを調べてみると、比較的変異体が多い種の様で、その変異体を求めて飛び回っている採集者もいるらしい。

▼通常タイプ それでも黒紋は薄め
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▼完全に黒紋が消えているodai型の個体
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▼こちらの個体もodai型
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Olympus E-M1II+M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO(テレコン付)

●ウスイロオナガシジミ(初)
過去ミズイロオナガシジミは見ていましたが、ウスイロは初。
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Olympus E-M1II+M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO(テレコン付)

●翌日撮影した個体
前日のものより黒の紋の大きさが異なるが、個体差と思われる。
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Olympus E-M1II+M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO(テレコン付)

こちらは以前撮影したミズイロオナガシジミ
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NikonD7100
●ジョウザンミドリシジミ(初)
薄青系の光沢のある輝く姿が美しい。角度によりその輝き方が変化するので、その適切な角度が難しく初心者にはもっと撮影経験が必要。
またF値 も絞らないと頭から尾部突起まで写らないので、シャッター速度はどうか、ISO感度は適切かなどあれこれその場での対応が必要なのも難しい。
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Olympus E-M1II+M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO(テレコン付)


by Nature_Oyaji | 2018-07-16 12:39 | チョウ | Comments(0)
2018年 07月 15日

岩手遠征-1 カラカネイトトンボ(初)

■岩手遠征 ヒメボタル撮影へ

この7月の三連休は、いつもお世話になっているFさんのお誘いで、一年前から予定していた岩手の折爪岳のヒメボタル撮影へ。
Fさんの友人のUさんと3人旅。

●移動途中で、出会えた面々たち。まずはカラカネイトトンボ
カラカネイトトンボは今回の遠征の目的の一つ。
本州では栃木県が南限とされているイトトンボ科のトンボで、過去何度かその栃木県に探しに行ったものの、とうとう出会えず諦めていたトンボ。

初めて出会った瞬間感じたのはサイズはほぼアジアイトトンボと同じ。
ただオスの腹部はアジアイトトンボより細く、横から見た姿はホソミイトトンボに似ている。
名前の由来は調べてみると体色が唐金色(金属緑色)から・・とあり、確かに腹部の上部は美しい緑色の光沢色。
いつもながら先人たちの命名に対する思いには脱帽です。

●成熟度合いによる複眼の色について
成熟したオスの複眼はブルーですが、未成熟個体(♂♀共)は青白色。

●成熟したオス
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SONY α7II+FE 90mm F2.8 Macro G OSS

▼メスにはオス型メス 標準なメスはオオアオイトトンボの様な色合い
こちらはその標準なメスとの連結。
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Olympus E-M1II+M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO(テレコン付)

▼こちらはオス型メスの未成熟個体。複眼がまだ青白い。
SONY α7II+FE 90mm F2.8 Macro G OSS

▼こちらのオスはもう少し成熟が進んだ個体。複眼が少しブルー気味。
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Olympus E-M1II+M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO(テレコン付)


●観察後記
初のカラカネイトトンボでしたが、以前探索前に調べた際の体調は、単に数字を見ただけで、実際の大きさはイメージできておらず。
今回実際に見た大きさは想像していたサイズよりはるかに小さく、そして美しい姿。
栃木での探索で見つけられなかった要因の一つは、そのサイズがしっかり頭になかった事。
結果、目に入ったかもしれませんが、無意識のうちにサイズが違うと(見たことはないのに)、弾いていた可能性があります。
一度目にした今なら(いれば)見つけられる気もします。

次回、栃木方面に行く際は、またトライして見る予定です。


by Nature_Oyaji | 2018-07-15 21:44 | トンボ | Comments(0)