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オヤヂのご近所仲間日記

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2024年 03月 21日

田貫湖からの富士山と天の川

■1年ぶりの富士山と天の川アーチ
1月に浅間山・カラマツの丘で星撮影して以来の星空撮影。
3月になり天の川が3時頃には低めに登るので、どこかで天の川を撮影したいと思い、場所をあれこれ考えていた。
そしてカラマツの丘か富士山かと考えていたが、最後は訪問日の天気が良かった富士山方面に決定。

せっかく富士山方面に行くなら大観山からの風景と、早朝はちょうど4時頃に半月が沈むため、上手くすれば月光紅富士も撮影出来るかもしれない。
そう思い3/16-17での田貫湖での撮影としてみたが、これもあるあるで出発時の天気予報は良かったものの、到着した頃には雲が出てしまい撮影を断念し撤収。

そして週中の20日の春分の日。20日の3時頃は雲が多い予報だったが、翌21日早朝は全く雲のない予報だったのでその時を狙って再訪問。
ただまた波乱。20日は1日中台風が来たかのような暴風に見舞われてしまい、撮影が危ぶまれたが、0時を超えた頃からは急に風が止んできてくれた。


富士山と天の川のタイムラプス
3時頃からスタートし4時半頃まで撮影。
富士山が暗くなる直前の頃が月光紅富士の場面。


SONY α7RIII+SIGMA14-24mm F2.8 DG DN Art

富士山と天の川のパノラマ撮影
湖畔を歩き、木々の枝がない場所を探して撮影したが、結果は天の川の一番濃い部分の南側付近が湖畔の木々の中になってしまい、家で現像してみて初めて残念な結果に気づいた。
パノラマ撮影していた場所に戻ると南側が開けていたので念の為撮影してみたが、結果的にはここでの場面が良かった(ここで撮影しておいて本当に良かった)。
ここでは4時を回ってしまい、月明かりもなく富士山も暗めになってしまった。
田貫湖からの富士山と天の川_f0324026_01143138.jpg
また撮影時、きちんと水平を取らずに撮影したため、合成時に左画像が取り込めず、全体がタイトになってしまったのが残念。
パノラマ合成に使用した1カット
田貫湖からの富士山と天の川_f0324026_23594063.jpg
SONY α7CII+ FE 20mm F1.8 G

月光紅富士
狙っていた月光紅富士と天の川だが、月の沈む時間に対していつ頃見られるかわからなかった。
自宅でタイムラプスの結果をみると月が沈む30分ほど前に赤く見える事がわかった。
次回は月が沈む30分前での撮影で狙ってみたい。
田貫湖からの富士山と天の川_f0324026_20522070.jpg
SONY α7RIII+SIGMA14-24mm F2.8 DG DN Art
早朝の紅富士
田貫湖からの富士山と天の川_f0324026_20512813.jpg
SONY α7CII+SIGMA14-24mm F2.8 DG DN Art

■今回のまとめ
●月光紅富士
月の明かりで富士山山頂付近が赤く染まる現象だが、時間帯がわからなかった。
今回のタイムラプス撮影の結果から、沈む30分前位が良さそうだった。
逆に月が登る頃でも見られるはずなので、月が見え始めてから30分前後でもチャンスだと思う。
その時間帯がわかっていれば天の川アーチと月光紅富士とのコラボ撮影だったのだが、今回は時間帯がわかったということで次回また狙ってみたい。



# by Nature_Oyaji | 2024-03-21 20:40 | | Comments(0)
2024年 03月 03日

久しぶりに千葉のホソミオツネントンボとホソミイトトンボ探索

前回は本格的な越冬前に訪問していたが、ずっと再訪問出来ておらず今日は3/3となってしまった。

今回は先に谷戸を観察
8時過ぎに訪問。朝はまだ寒い日があるが、昼間はだいぶ暖かい日が多くなってきた。
谷戸の田んぼには通年水が溜まっているが、流石にまだカエルたちの卵はなかった。時折谷戸に響くウグイスのさえずりはだいぶ上手い声が聞こえてきている。

前回見つかった林を探索。20℃を超えた日もあったので、念の為手前の木から順番に探していったが、新たな場所にいる個体は見つからなかった。
そして前回越冬していた場所には動かずにいた1頭が見つかった。

久しぶりに千葉のホソミオツネントンボとホソミイトトンボ探索_f0324026_22074979.jpg
久しぶりに千葉のホソミオツネントンボとホソミイトトンボ探索_f0324026_22075072.jpg
SONY α7CII+MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical

そして次の自然公園に移動。
まずは池から10~30m程の斜面で探索。11月訪問時は2年ぶりに2頭見つかり安堵したが、今回はどうだろう。

ホソミオツネントンボ
1時間ほど探してみると、このエリアだけでホソミオツネントンボは4頭程見つかった。
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SONY α7CII+MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical
ホソミイトトンボ
斜面にあるヒノキエリアでの探索。このエリアでは3頭見つかった。
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SONY α7CII+MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical
池から続くほぼ真っすぐ林道。
その左側エリアにまばらに生えている杉・ヒノキがあり、それらを順に探索。

ホソミイトトンボ 4頭目
池から約150m程の道脇の木で4頭目を発見。
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SONY α7CII+MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical
ホソミイトトンボ 5~7頭目
そして池から約220m程離れた杉の木に3頭まとまって越冬していた。
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SONY α7CII+MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical

■今回のまとめ
●ホソミイトトンボ
谷戸で前回と同じ1頭、そして自然公園で前回は2頭だったが今回はほぼ同じエリアの探索で7頭確認。
7頭のうち、前回見つかった2頭と同じエリアで1頭増の3頭、そして前回はゼロだった池から遠目の場所で4頭見つかった。
2019年の台風での大打撃後としては一番多く見つかった日となった。


# by Nature_Oyaji | 2024-03-03 13:50 | トンボ | Comments(0)
2024年 02月 25日

土日の活動 土曜:文京区植物園を訪問 日曜:春を待つホソミオツネントンボ

■文京区の植物園の初探索と冬の雨の中、春を待つホソミオツネントンボ撮影
先週は観測史上初の夏日となった北関東。千葉なども25℃は超えなかったものの20℃はゆうに超えた日もあった。
そんな日が続くと真冬の越冬場所から移動してしまう個体もいるので、観察場所に行っても新たに探す必要が出てくる。

まず土曜は初の文京区の植物園を訪問
都内23区での3ヶ所目(1.皇居付近、2.葛飾区都市公園)のホソミイトトンボ越冬個体探しで文京区の植物園に初訪問。
ここは300年前から保護・管理している植物園で小さな池などもあり、ある方のブログではホソミイトトンボも撮影していた。
ただマップで周りを見てみると他の緑地などからはポツンと離れているので、台風などで一時的に飛ばされてきた事も考えられる。
初めて訪問してみたが池の様子や植えられている木々や植物の様子、更に小高い場所には針葉樹林もあり、普段越冬個体を探している里山等の山間そのもので、繁殖していてもおかしくない。

特に2枚目のヒノキは池近くにあり、越冬場所として良さそうに見え、遠くにヒノキが見えた際は勝利決定と思えたのだが、残念ながら発見できなかっった。
土日の活動 土曜:文京区植物園を訪問 日曜:春を待つホソミオツネントンボ_f0324026_21074982.jpg
土日の活動 土曜:文京区植物園を訪問 日曜:春を待つホソミオツネントンボ_f0324026_21074949.jpg
その後、小高い場所の針葉樹林も丹念に探してみたが、そこでも見つけることが出来なかった。
土日の活動 土曜:文京区植物園を訪問 日曜:春を待つホソミオツネントンボ_f0324026_21075059.jpg
iPhone 13 mini

日曜の活動は雨の日のホソミオツネントンボ観察
20℃を超える日もあったり急に冬に逆戻りしたりの一週間でしたが、先週末は冬の雨の日となった。
まだ移動していない個体や新たな場所にいる個体を探して、雨といっしょに今の様子の撮影で訪問。

ホソミオツネントンボ(♀)
真冬に訪問した際も数は数頭見つけることが出来たが、今日はなかなか見つけることが出来ずやっと1頭のメスが見つかった。
他の個体はおそらくはその当たりの枯れ枝や笹などに止まっているに違いないが、歩き回っても寒くて飛ぶことはないのでこの1頭飲みの撮影。

いつもながら代わり映えしない姿で、狙っていた雨は小ぶりのため沢山撮影したものの写った場面は残せなかった。
土日の活動 土曜:文京区植物園を訪問 日曜:春を待つホソミオツネントンボ_f0324026_20524331.jpg
土日の活動 土曜:文京区植物園を訪問 日曜:春を待つホソミオツネントンボ_f0324026_20525369.jpg
SONY α7CII+FE 90mm F2.8 Macro G OSS


■今回のまとめ
●23区のホソミイトトンボ探索
環境的にはここで繁殖していてもおかしくない場所なので、春先の繁殖時期などには一度訪問してみたい。


# by Nature_Oyaji | 2024-02-25 15:40 | トンボ | Comments(0)
2024年 02月 17日

栃木の越冬3種探索 その3 オツネントンボ飛翔個体確認

■先週に引き続き栃木の越冬3種探索
先週5年ぶりにオツネントンボが見つかったが、もう少し左右の樹皮をめくって他の個体がいないかの確認とその付近のまだ見ていない木々で探してみようと思い訪問。
またそのエリアではまだホソミイトトンボ・ホソミオツネントンボの越冬個体を見つけていないので、その探索も実施。

ホソミイトトンボ
いつものカトリヤンマ等を撮影しているエリア。
昨年9/17に色が変化してきた個体を撮影していた(ブログ内1~2枚目写真)。その際の写真を掲載。
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SONY α7RIII+FE 90mm F2.8 Macro G OSS

ここ数年でよく見かけるようになったが、林の草地の広いエリアのため越冬個体探索は当初は諦めていた。
ただ9月に撮影した場所は細い竹が左右に密集している細い道で、ここで越冬している可能性も高いと思い先週一度さっくりと探していたが見つからなかった。
今回は丹念に探してみたが、細かな竹の枝先ということもあり、今回も発見には至らなかった。

ホソミオツネントンボも同じ場所にいるだろうと思っていたが、ここでも見つからずまた持ち越しとなった。

オツネントンボ 越冬個体探索
越冬個体がいた倒木を見ると・・樹皮が左右大きく割かれて落ちていた。
先に誰かが探したようで念の為左右の残っている樹皮の裏を見たが越冬個体はいなかった。残念。
来年も観察できるかもしれないので、来る途中で買った紐で落ちていた樹皮を縛り付けておいた。

続けて2時間ほど、まだ見ていないエリアで同じような倒木や大木の剥がれかけた樹皮の裏や木の割れ目などを探していったが発見出来なかった。
諦めて移動。

オツネントンボ 別のエリアでの探索
太陽が高くなるに連れ気温が上がり12℃ほどになった。
次に訪れた場所は自然な状態ではなく、工事用の手のひらより大きめの石を置いてある場所で、何年も前に何度かここで日向ぼっこしているオツネントンボを確認していた。
今日は気温が高く暖かいので、こんな日は石の隙間から出てきているに違いない。
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SONY α7CII+FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS

積み上げた石の周りを探してみると、元気に飛翔するオツネントンボを数頭確認。
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SONY α7CII+FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS

産卵池周りを探索
念の為、産卵する池周りの草地を探索。
以前も産卵時はあれだけの個体がいる場所なので、この付近の蔓草ドームで越冬しているのでは?と思い探したことがあった。
今日は気温が高く既に飛んでいるオツネンを見ているので、もしここで越冬していたら飛ぶ個体がいるに違いないと思い、池から10~20m程離れた蔓草ドーム付近などを歩き回ってみたが、今回も飛ぶ個体には出会えなかった。
やはりこのような場所では越冬しないようだ。
栃木の越冬3種探索 その3 オツネントンボ飛翔個体確認_f0324026_07290918.jpg
SONY α7CII+FE 90mm F2.8 Macro G OSS

続けて付近を探索。
隣のゴルフ場との境にある古い杭。
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iPhone 13 mini

割れて程よい割れ目があるものもあり、越冬個体が見つかりそうな気がして期待して数十本ある杭を見て回ったが・・見つけることが出来ず終了。
大分無くなっているが、腐食防止にタールを塗ってある(近づくと少しタールの匂いがした)のでそもそもダメな気もする。
相変わらず手強い。


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iPhone 13 mini
建屋付近で探索
この場所も今の時期にはよく見かけるので念の為確認。
日だまりのような暖かい建屋周りでは数頭確認。
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SONY α7CII+FE 90mm F2.8 Macro G OSS

今日はここまでで探索終了。

■今回のまとめ
●ホソミイトトンボ・ホソミオツネントンボ
今回も見つけることが出来なかった。
春一番も吹きだんだん春が近づいているが、まだチャンスはあるのでもう一度位は探してみたい。

●オツネントンボ
他の2種の越冬場所探索と違うのは、樹皮の下などに隠れているため、探して剥がすともうその場所は来年は越冬場所にはならないということ。
木の裂け目や隙間なら、木が朽ちるまでは観察出来るのだが、見つけやすい樹皮裏はいたという確認が出来た時点で終わってしまう。
来年、隙間が出来た樹皮を探すということでもよいのだが、毎年定点観察したいとも思っているので、出来たら天然木の木の割れ目・裂け目で越冬している場所を探しておきたい。

そして産卵時期まであと1ヶ月ほど。年々高くなる平均気温の影響も気になるが今年はいつ頃から開始となるか、都下と栃木で観察したい。


# by Nature_Oyaji | 2024-02-17 17:00 | トンボ | Comments(0)
2024年 02月 11日

栃木の越冬3種探索 その2 オツネントンボ越冬個体発見

■3連休の土日で今季2度目の栃木の越冬3種探索
その際はホソミオツネントンボとホソミイトトンボは越冬状態での個体を確認したが、オツネントンボはまだ暖かい日ということもあり、越冬場所と思われる朽木付近に数頭群れているのを確認していた。

年が明け本格的な冬になった2月、2度目の観察で訪問。2/5には関東にも久しぶりの大雪が降り、その影響も気になる所。

ホソミオツネントンボ
いつもの草地に生えている木々には前回同様、多数のホソミオツネントンボを確認。
移動した個体もいるし、そのままの個体もいた。
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SONY α7CII+MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical

ホソミイトトンボ
前回13頭程見ていたが、移動したのか降雪で落ちてしまったのか(松の葉が重なったような不安定な場所などにもいた)、今回は3頭程しか見つけることが出来なかった。
一番多かった場所では8頭見ていたが、1頭だけしか見つからなかった。他の2頭は前回観察していなかったエリアにいた個体と前回見つけていた場所の個体。
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SONY α7CII+MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical
ネズ(ヒノキ科)にいた個体
ヒノキと違い葉が紐のような形状で、越冬場所として居ても良さそうで、他の場所で見かけるたびにチェックはしていたが、これまで一度も越冬している個体葉見ていなかった。それが今回、初めて静止している個体を発見。今後も越冬場所として観察が必要。
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SONY α7CII+MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical
このエリアで初めて越冬個体が見つかった木にいた個体
暖かい日だったので、いつ飛んでも良いような状態だった。
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SONY α7CII+MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical

違う自然公園でのホソミイトトンボ探索
土日で2度訪問。
オオムラサキの越冬幼虫探しで数年前から訪問していた場所。通年水がある池や鴨も来る少し大きめのため池もあり、ホソミイトトンボが居てもおかしくない場所と思っていた。

土曜日、池の周りには越冬場所として良さそうなヒノキも沢山あり、一通り見て回ったが見つからなかった。
諦めて車に戻る途中で、雨風が当たりやすい普段見かけない環境の枝にいるホソミイトトンボが見つかった。
暖かい日に飛んで、そのままここで動けなくなった様に思える。
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SONY α7CII+SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN

2頭目のホソミイトトンボ発見
日曜日、昨日チェックしていなかったヒノキを見て回ると、また1頭見つかった。
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SONY α7CII+SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN

せっかくなので、公園管理事務所の方に越冬場所を案内して撤収。聞くと昨年初めてホソミイトトンボが見つかったそうだ。

オオムラサキ幼虫
ホソミイトトンボがいた付近のエノキの根元で見つかった(毎年チェックしている場所)
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SONY α7CII+MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical

オツネントンボ
土曜には一度一通り見て回ったが見つけられなかった。
日曜に同じエリアを再チェックした所、ようやく1頭見つかった。
2018年12月24日以来約5年ぶり。人工物ではなく倒木の剥がれた樹皮の隙間で越冬していた個体の発見となったので更に嬉しい。

先日、トンボスライド会に参加した際、朽木の奥深く、朽ちた木の粉が溜まっているような汚い場所で見つかったと聞いていた。
それまではきれいな場所が好みと思っていたので、ここに多いハルニレの樹皮の裏などはしっかり探していなかったので見逃していたようだ。
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トリミング
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光を当てたり、少し樹皮をめくって確認しているうちに動き出してしまった。
気温が10℃以上ある日ということもあり、太陽に当たっているうちに気がつくとどこかに飛んでしまっていた。
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SONY α7CII+SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN

■今回のまとめ
●越冬3種、それぞれの越冬個体を確認
オツネントンボの越冬個体が見つかり、ようやく1日で越冬3種の撮影が叶った。

●ホソミイトトンボ 新たな越冬地を確認
栃木では2ヶ所目の越冬場所を確認。
カトリヤンマなどを観察している場所にも夏場多数見ているので、何処かで越冬しているはずなのだが、今回も発見には至らず。

●オツネントンボ越冬場所について
今回の越冬場所は、12月の観察ではその付近には多数群れていた場所で、以前から群れていた付近に潜んでいるに違いないと思っていた(が、なかなか見つけられなかった)。

ほぼ横に倒れているハルニレは、西向きながら周りにはさほど木々はなく、よく日の当たる状態。
倒れた下側に長さ1m程、幅約1〜2cm程の割れ目があり、そこから入り込んだ様で、木部下側にしがみついていた。
下側に開いた隙間なので、雨は入りにくく、また木部下側にしがみついているので、雨が入ってもすぐ流れてしまうと思われた。
また次回、次の個体探しとしたい。



# by Nature_Oyaji | 2024-02-11 17:00 | トンボ | Comments(0)