2021年 08月 11日
■こちらも今年の目標の一つのタカネトンボ産卵場面 タカネトンボ産卵の特徴である水と一緒に卵を岸などに投げつける場面は、暗がりということと非常に短時間で行うため、シャッター速度とISO感度を上げてのストロボ撮影では無理があり、そのため2019/09/07に閃光でのタカネトンボ産卵場面撮影にトライしていた。 その際は手応えを感じて、また来年挑戦・・としていたが、2020年はとうとう時期を逸してしまった。 またその時活用したCarl Zeiss Batis 2/25は星撮影にも使えるということからSIGMA 24-70mm F2.8 DG DNで代用出来そうと考えて下取りに出してしまっていた。 ただ購入したSIGMA 24-70mm F2.8 DG DNで昨年は広角撮影を試していたが、重くてなかなかうまく行かず低迷。 やはり数年使用していた軽いCarl Zeiss Batis 2/25でのノーファインダー撮影がある程度身についていたので、悩んだ末、今季は中古品のCarl Zeiss Batis 2/25を用意し、この機会を待っていた。 タカネトンボ(♂)飛翔撮影 午前中から池の上を定期的にメスがいるかチェックで飛来。 いつものように少し移動してはその場で少しホバリングし、また移動・・の繰り返し。そのホバリングした所を狙ってノーファインダーで撮影。 SONY α7RIII+Carl Zeiss Batis 2/25 産卵撮影 肝心の産卵撮影は一昨年の閃光での撮影を思い出しながら実施。 一昨年うまく行かなかった要因の一つは、「投げつけるタイミングに合わせて撮影開始していなかったこと」があった。 産卵を観察していればすぐわかることだったのですが、産卵は 1. まずは産卵弁に水をつける 2. 頭を岸に向け、岸に向かって投げつける と、この作業の繰り返し。 また産卵は同じ場所で繰り返す事があるので、そっとカメラを近づけておき、投げつけるために頭の向きを岸に向けた頃から連写していけばタイミングは合うし、同じ場所に投げつけるということでピント位置も慌てずに調整しておき、シャッターを押せばよい。 撮影設定 何度かテストし今回は「1/40、F/8.0、ISO200、フラッシュ 1/64」で行った。 閃光での撮影は自然光の影響をなるべく無くして撮影する必要がある。 低速シャッター設定なので、撮影時はカメラはしっかりホールドし、また自然光の影響があるとトンボは動いているので姿自体がブレブレとなってしまう。 なお絞りは下にも書いたのですが、自然光の影響を受ける場合は絞って調整する必要がある。 自然光の影響を調整するには絞りを調整 元々暗い場所ではあまり自然光の影響を受けることはないのですが、やや明るめの場所や撮影時空が写るなどで明るくなってしまう場合には意図的に絞って暗めにする。 フラッシュは光量の大きめなものが良さそう 閃光撮影は弱い光設定ほど短時間で光るのですが、フラッシュの光量が少ない機種の場合、自然光をなくすため絞った場面ではフラッシュ設定を1/128や1/64では光量が少なすぎて写らない事があった。 今回、始めは「ソニーHVL-F45RM」で撮影してみたのですが、結果は暗くてトンボ自体に十分光が当たらなかったので、「ソニーHVL-F60RM」に変更して撮影し改善した。 なお閃光は1/16でも機種によっては1/10000のものがあるし(1/32など分母数字を大きくすれば更に速くなるが光量は減)、対象によっては1/16でも十分である場合もあるので、対象をテスト撮影して写るか確認する必要がある。 産卵場面結果 何度か撮影した中からそれぞれの場面で良さそうなショットを掲載。 ただ残念ながら水が飛ばされている場面は写ってはいたが、ピントがやや甘かった。投げつけたあとの場面が写っていたがこちらはピントがあっていて、これに水滴も写っていたら・・と思う場面があった。 ▼産卵場所に近づき、水を産卵弁に付けた場面 ▼産卵 何とか水も写っていたが水の量が少なく、ピントが甘いのが残念過ぎ。 水が写っていて撮影方向やタイミングは良かったのですが、肝心のピントが残念。 こちらはピントは合っていたが、産卵直後で肝心の水が写っていなかった ▼反転場面 次の産卵に向かう場面 連結場面 メスが産卵に飛来し、近づいてシャッターを押した途端、近くにいたオスが襲いかかり連れて行ってしまった。 置きピンでの連写だったので2枚ほど偶然ピントがあった場面があったが、他はピンぼけ。 それでも連結に至る一連の場面として掲載。 全てSONY α7RIII+Carl Zeiss Batis 2/25 ■今回のまとめ ●産卵撮影全般 閃光撮影での設定等や撮影のタイミングも改めて確認。 次回はピントと連写時のタイミングが合っていることを願うのみ。 ●産卵時間帯や太陽光の有無について 午前中から産卵にくる個体を確認、また午後は16時近くまで実施。 池自体は太陽光が木漏れ日として入る程度だが、そのような天気の日が産卵には良いようだ。 曇りの間には産卵に来なかった。 ※撮影についての記述は素人ゆえ思い違いで間違っている場合があるやもしれません。間違い等がありましたら教えて頂けたら幸いです。
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by Nature_Oyaji
| 2021-08-11 14:25
| トンボ
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2021年 08月 10日
■ペルセウス流星群撮影 今年は月もなくその意味では条件は良かったのですが、極大となる13日未明は雨の予報だったので、10日に富士山と天の川が見られる場所ということで本栖湖訪問。 いくつか流れ星は目撃出来たものの、方向がよくなかったりで結局は真上方向の天の川に向けた方向で1枚写っていた。 夕刻の本栖湖 三日月と本栖湖。時間が経つに連れやや薄暗くなり、地球照も見られた。 SONY α7RIII+SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN SONY α7RIII+FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS(トリミング) 地球照 SONY α7RIII+FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS 本栖湖からの富士山と天の川 時間帯を間違えて天の川はかなり上に登っていた。 SONY α7RIII+SIGMA14-24mm F2.8 DG DN Art 天の川とペルセウス座流星群 衛星と流れ星は慣れないと間違えてしまうのですが、色が変化しているということで流れ星で間違いなと思う。 「ペルセウス座流星群などは、マグネシウムの緑になることが多い」との書き込みのあるブログもあった。 現像は相変わらず進歩なし。
SONY α7RIII+SIGMA14-24mm F2.8 DG DN Art #
by Nature_Oyaji
| 2021-08-10 23:25
| 星
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2021年 08月 09日
■今季の目標の一つのアマゴイルリトンボ産卵撮影 8月になりお盆連休に入ったら産卵撮影訪問しようと考えていた。 ただ台風の影響で天候が悪く、週の後半は全くダメなので前半での訪問へ。 前日のカトリヤンマ撮影終了した22時過ぎに福島へ移動し、1時過ぎ着。 空を見上げると満天の星空。13日明け方がペルセウス流星群の極大なのですが、天気がダメなのでダメ元で撮影。 ただ結果は雲が多く、数個それらしきものが写っていたがボツ。 マダラナニワトンボ羽化確認 今回の遠征のもう一つの目的のマダラナニワトンボ羽化確認。 ここでは2014/8/11には未成熟個体を撮影していたので、時期的にも羽化に出会えそうな気もしての訪問。 5時頃から未成熟個体がいたエリアを探索してみたが全く姿なし。 その近くの池の縁で羽化個体探しもしてみたが羽化殻もない。可能性としてはまだ羽化していないことが考えられる。 2017/8/6に新潟の多産地での羽化撮影ではかなりの数の個体が一気に羽化していた。 その日のみの観察なので間違っている可能性もあるが、マダラナニワトンボ羽化は同時期に一斉に行うのかもしれないと思っていた。 その経験があるので、今回は羽化していなかったのではと思えた。 アマゴイルリトンボ産卵撮影へ移動 肝心の天気予報は午前中は曇りで午後は13時頃から晴れの予報。 8時過ぎから待機してみたが、午前中の成果は気温が低いこともあり、数頭見かける程度でやや不安。 途中でハッチョウトンボを撮影。今期最後の1枚。 数頭水場で待機していた。 SONY α7RIII+FE 90mm F2.8 Macro G OSS 10時過ぎに予報通り雨となり、一時撤収。 そして幸いなことに13時からの晴れ予報は見事に当たってくれ、12時過ぎに再度現場を訪れた際には太陽が出ていて、産卵ペアを2組確認出来た。 そこからは次々にペアが現れ産卵開始。ただ撮影自体は枯れ枝多数で撮影し辛いことと、太陽の向きが時間的に真上方向でやや逆光なのでこれといった結果を残せなかった。 SONY α7RIII+FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS ■今回のまとめ ●アマゴイルリトンボ産卵 前回知人が訪問した際、産卵開始は午後からだった。 ネットで調べた際は午前中10時頃から昼頃が産卵時間帯だった。場所によるのかわからないがここでは午後からが産卵タイム。 ここでの産卵時期は8月すぐからということは確認。 ●アマゴイルリトンボのいる湿地でマダラナニワトンボ(?)か 撮影しなかったことを悔いているのですが、アマゴイルリトンボを探しているさなか、未成熟の見慣れないトンボがいた。 鼻先が黒く、今思い出すとまさにマダラナニワトンボ未成熟。しっかり撮影しておけばよかったと後悔。 ●撮影自体の工夫が必要 積極的にストロボを使って影部分を補助しての撮影とすれば良かったと反省。 また場を荒らさないようにしたことと、やや敏感で思うように近づけないので望遠ばかりでの撮影としたがそれでも遠かった。 幸いお地蔵さん作戦(その場で静かに動かずにいる)では産卵しながら近づいてくるペアもいるので、次回はストロボ使用と引き続きお地蔵さん作成で狙いたい。
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by Nature_Oyaji
| 2021-08-09 12:51
| トンボ
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2021年 08月 08日
■カトリヤンマの複眼をもう一度追い込んで撮影したく、夕刻から訪問 そろそろ福島のアマゴイルリトンボの産卵時期。 知人が数日前に訪問していて、産卵は確認頂いていた。 この連休の天気の良い日を狙って訪問計画をねっていたが、台風の影響で天候は不順。 ただ週の後半はもっと読めないので、ここは思い切って訪問してみるしかない。 土曜に訪問したカトリヤンマ多産地を再訪問 土曜に撮影した際、もう成熟といって良い位に複眼の色が美しいオスの個体がいたので、夜寝込んだ所を撮影したいと思っていた。 午前中はずっと雨が続いていたが、夕方には上がったので様子見。 前回と同じ笹林の道。 撮影しようと近寄ってみたがこちらがよく見えているのか、少しでも怪しい動きをするとすぐ飛んでしまうので、改めて夜中に撮影することに変更。 夕方撮影出来そうな個体を探している際、自分の中では最も早い時期での交尾態を発見。 オス・メスとも複眼の色など成熟した個体だった。 撮影:17:09 SONY α7RIII+FE 90mm F2.8 Macro G OSS(Aモード、f/8、0.6S、ISO200) 夜中のカトリヤンマ 夜はそこここに笹の葉や枝などにぶら下がって就寝中。 ライトを当ててもすぐには飛んで逃げる事はないのだが、振動や近付き過ぎなどには敏感。 夜なので見えはしないのでやや可愛そうだが、身の危険を感じて飛び上がったあとは暫くぶつかりながら新しい場所を探して飛翔。 そんなぶら下がっている中の1個体を撮影。(Photohitoリンク) SONY α7RIII+FE 90mm F2.8 Macro G OSS 更に近寄って複眼部分を撮影 ▼オリジナル (Photohitoリンク)
SONY α7RIII+FE 90mm F2.8 Macro G OSS ■今回のまとめ ●カトリヤンマ交尾態 8/8は自分の中では一番早い交尾態発見。 数枚撮影後、近くに飛んで移動した直後に交尾態を解いてしまった。 午前中からここでずっと交尾態のまま過ごしていて、撮影の刺激もあったためか解いたものと思う。 #
by Nature_Oyaji
| 2021-08-08 23:16
| トンボ
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2021年 08月 07日
■カトリヤンマと同時期に羽化撮影してたハネビロエゾトンボ カトリヤンマと同様7月上旬に羽化撮影、1ヶ月経ち今の様子を観察。 羽化場所の細流でテリ張り中の個体 1頭だけずっと同じエリアでメス待ち。近くによっても逃げることがなく、暫くの間撮影させてもらった。 台風の影響でやや曇り気味でストロボを当てての撮影。写真自体はあまりはっきりしない結果。 広角で撮影しトリミング。 SONY α7RIII+Carl Zeiss Batis 2/25 別の産卵エリアでの撮影 日が指してきて気温上昇。水場にはオスが5~6頭メスを待っていた。 産卵に来たメスは数頭。産卵中に交尾態を仕掛けられたが今日は交尾態になる場面は見られなかった。 SONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macro ■今回のまとめ ●交尾態は見られず 台風の影響で天候が安定せず、そのためか産卵に来るメスは少なかった。 交尾態を仕掛けるチャンスも少なく、今日は1度目撃した程度。
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by Nature_Oyaji
| 2021-08-07 14:36
| トンボ
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