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オヤヂのご近所仲間日記

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2021年 05月 15日

ウチワヤンマ羽化

■今季初のウチワヤンマ羽化探索
ここ数年の羽化開始記録は
・2018年:5/13
・2019年:5/17
・2020年:5/15 (過去定点観察している一定のエリアでの結果)

今季は5/14に初訪問
20時半頃から探索してみると羽化殻が3個ほど見つかった。白く少し古そうに見えるものが1個と、まだ変色していない新しいものが2個。
毎日通ったわけではないので羽化日は未確認となったが、少なくとも昨日以前なので今季は1日以上早めの羽化開始の結果
また定位は3頭確認。撮影中虫友Iさん合流。

21時過ぎより撮影
いつもの確認用の明かりの影響でやや遅れ気味となってしまった。

池周りの明かりの反射の中で
ウチワヤンマ羽化_f0324026_13351904.jpg
SONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macro
ウチワヤンマ羽化_f0324026_13351965.jpg
SONY α7RIII+FE 90mm F2.8 Macro G OSS
ウチワヤンマ羽化_f0324026_13393197.jpg
SONY α7RIII+Carl Zeiss Batis 2/25

翌日再訪問
いつも観察しているエリアより更に遠くまで探索し、羽化個体は4頭ほど。
すると今季も杭で羽化している個体に出会えた。

Photohitoリンク
ウチワヤンマ羽化_f0324026_13450037.jpg
SONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macro

■今日の結果
●ウチワヤンマ羽化開始
毎日確認していたわけではないので明確な日は未確認となったが、5/13以前の開始は確認。



# by Nature_Oyaji | 2021-05-15 22:22 | トンボ | Comments(0)
2021年 05月 09日

GW後の都下の川にて

■GW後の都下の川の面々
出会えたトンボたち、全てではないが今の様子を撮影。

ミヤマカワトンボ
翅の色が石の上にも写っていたら良かったのですが時間的に無理だった。また次回。
それでも煽りレンズのテストも兼ねていたので、いつもより被写界深度は深く撮影出来たように思う。
GW後の都下の川にて_f0324026_22031518.jpg
GW後の都下の川にて_f0324026_22035325.jpg
SONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macro

アオハダトンボ
こちらも正面から羽を開いた場面を残したい。
GW後の都下の川にて_f0324026_22074641.jpg
SONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macro

ホンサナエ
個体数は数頭だったが、オス同士が頻繁にバトル。その途中での休息中。
数度アオサナエも来たのだが、ホンサナエに追い立てられてどこかへ。
GW後の都下の川にて_f0324026_22100391.jpg
SONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macro

コヤマトンボ(♀)
産卵中に来た所を撮影。オスの飛翔速度は速いので撮影は難だが、産卵のためやや同じ場所を旋回していたため、いつもよりピントが合った。
GW後の都下の川にて_f0324026_22130197.jpg
GW後の都下の川にて_f0324026_22130106.jpg
SONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macro



# by Nature_Oyaji | 2021-05-09 09:51 | トンボ | Comments(0)
2021年 05月 08日

ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト

■1年ぶりのムカシヤンマ羽化撮影
都下のムカシヤンマの動向も気になるのですが、先日も一度訪問してみたもののどうにも発見に至らずで、毎年撮影している場所での撮影。
前回のブログで書いていた「煽り(シフト)レンズのテスト」も兼ねている。

今回導入した煽りレンズはキヤノンのTS-E135mm F4L Macro
煽りレンズについてはトンボ撮影している知人2人が使用していて、以前から気になっていた。
またトンボ界の重鎮の方々は古くから頭部から尾部までピントがあったトンボの姿の撮影のため、煽りレンズを使っていたことは伺っていた。

以前持っていたオリンパスでは、そのような昆虫の姿全体を撮影出来るようカメラで深度合成が出来るので、トンボが斜めにこちらを向いている場面の撮影でも頭から尾部にかけてピントが合った撮影が出来た。

今はソニーオンリーなので深度合成は出来ず、場面によっては部分的にピントを合わせても他の部分はボケてしまう。絞ることで被写界深度が深くはなるのだが、限界がある。

この煽りレンズはティルトすることで意図的に深度を変更することが出来、深度合成で得られる結果が一回の撮影で達成出来る。
ただ使いこなすには慣れが必要で、トンボに対する角度やティルトする角度などは自分で体得するより他になさそう。

今日は初の持ち出しの日なので、取り敢えずはハーフマクロとしての135mmのボケや解像度などの確認と、羽化撮影中にティルトすることでうまく全体にピントが合った写真が残せるかまずはテスト。

5時よりムカシヤンマ探索
さてテストといってもまずはムカシヤンマ羽化個体が見つかるかどうかにかかっている。
前日の23時に出発し、生息地近くには1時半頃着。車で仮眠し5時過ぎより探索。
すると昨年同様、定位している個体をすぐ見つけることが出来た。探索開始から5分も経っていない。今回も出会いの神様のお陰かもしれない。

撮影開始
メインはSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroでの撮影。
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_22093097.jpg
せっかくなので途中から背面側からもSONY α7III+FE 90mm F2.8 Macro G OSSで同時に撮影することとした。
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_22092079.jpg

▼6:35
見つかった5時には定位していたのだが、左側の中脚、後脚は固定されていなかった。
暫くは足場を固定しようとしていたが、やがてそのまま4本のみの足場確保の状態で羽化開始となった。その後羽化は順調に進み、足場については6本でなくても問題ないようだ。

ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_21570921.jpg
▼6:49
尾部が真っ直ぐになり裂開間近
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_22050210.jpg
▼6:52
裂開開始
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_22055566.jpg
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_22071487.jpg
▼7:00
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_22104868.jpg
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_22112061.jpg

▼7:17
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_22114734.jpg
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_22120374.jpg
▼7:21
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_22122254.jpg
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_22124085.jpg
▼7:32
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_22130563.jpg
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_22132901.jpg
▼8:07
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_23180506.jpg
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_23184644.jpg
▼8:08
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_01433310.jpg
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_01433380.jpg
▼8:21
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_23201416.jpg
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_23203867.jpg
▼8:41
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_22163810.jpg
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_23250707.jpg
▼9:10 Photohitoリンク
一番好きな状態。改めてレンズを変更し、撮影方向やピント合わせして撮影。
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_22181837.jpg
SONY α7RIII+MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical

このエリアでは、もう1頭羽化していた個体と5~6個ほどの羽化殻を確認。

別な羽化場所へ移動
撮影していた所から15分ほど移動した羽化場所。
先程の場所より日当たりが良く、生息場所を探してみると約10個ほどの羽化殻を確認。

飛翔寸前の1個体を確認
飛び立つ場面を撮影(だが、また失敗)
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_22265276.jpg
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_22270226.jpg
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_22271122.jpg
SONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macro
崖の穴に潜むヤゴたち
来年以降成虫になるヤゴたち。
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_22312576.jpg
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_22313594.jpg
SONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macro

SONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroでのティルトテスト
先程の個体撮影の最後に背面斜め後ろ側からティルトしての撮影テスト。
撮影設定 F4.0(開放)、露出1/20、ISO125、絞り優先にて撮影。

▼先端側の翅にピントを合わせての撮影
翅先端にピントが合わせたが、F4.0でピント面は薄く、翅奥側はみなボケている。
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_22381555.jpg
▼レンズをティルトして斜めになっているトンボ側面に合わせて撮影
ムカシヤンマ 羽化撮影とSONY α7RIII+TS-E135mm F4L Macroテスト_f0324026_22414276.jpg
効果的面。これなら撮影角度から今までうまくピントを合わせての撮影出来なかった撮影(もし撮影するなら絞ってシャッター速度を下げISOを上げるなどで対応するしかない)や、横長のトンボの体に合わせての撮影などで使えそう。
また135mmのハーフマクロなので、やや遠目の所からの撮影や遠目ゆえのボケ感、またワーキングディスタンスから環境を踏み荒らす必要もなく撮影出来るなどのメリットもある。

このレンズ導入の後押しをしてくれた知人に感謝(なかなか踏み切れませんでした)。

■今日の結果
●定位は5時には済
5時には定位していた。何時から動き出すのかまだ不明だが、定位からの撮影であれば5時位からの観察が良さそう。

●今回の生息場所は羽化終盤か
過去何度か訪問していたが羽化殻の数や、何度も訪問出来る場所ではないので羽化個体数推移などは確認出来ない。
今日は2ヶ所でそれぞれ2頭と1頭の羽化を確認。その他羽化殻は多く見られていたので終盤と考えたほうが良さそう。


# by Nature_Oyaji | 2021-05-08 13:14 | トンボ | Comments(0)
2021年 05月 05日

サラサヤンマ羽化-7 その後の定点観察とここまでの羽化個体数のまとめ

■5/1後の定点観察
知人の訪問情報も連絡頂き、5/2時点でオス10頭、メスは13頭。オスメス不明1頭(未確認)の計24頭。

6時半頃から探索 オスの個体発見
いつもよりやや遅れての羽化探索で、7時頃オスを発見。
今日は朝方は天気は良かったものの風は強い日で、機材をセットして撮影しようにも、風が強すぎてうまく行きそうになく、今日はiPhoneのみで撮影。
条件が良かったら、新たに購入したシフトレンズのテスト撮影も行いたかったのですが、それはまた次回。

このオスの個体、色合いからは今朝羽化した個体と思われる。通常ならこの時間でここまでは進んでいないので、風を見越しての羽化だったのだろうか。
人が来ない時に羽化する、風が吹き始めるのを見越して羽化を早くしてしまう・・など予知能力があるような気もしてしまう。
サラサヤンマ羽化-7 その後の定点観察とここまでの羽化個体数のまとめ_f0324026_16122069.jpg
iPhone 12 mini

その他の羽化個体の確認
今季多数羽化していた場所でメスの羽化殻を確認。
サラサヤンマ羽化-7 その後の定点観察とここまでの羽化個体数のまとめ_f0324026_16182862.jpg
iPhone 12 mini

今日はこれ以上見つけることができず撤収。

■今日の結果
●新たなオスの羽化個体とメスの羽化殻を確認
5/5現在 オス11頭、メスは14頭。オスメス不明1頭(未確認)の計26頭。

●一度行っておきたかったサラサヤンマの羽化個体カウント ここまでの推移
観察地の状況
割と乾燥化が進んでいて、湧き水があるわけではなく水はほとんどが雨に頼っている場所で、降った雨が流れ込んだり植物による保水に頼っている。
乾燥化が進んだ一つの証拠に、比較的乾燥に強いハラビロトンボもここ数年はほとんど見かけなくなっている状況。以前は多数の羽化が見られていた。

羽化推移
羽化自体は4/16に「観察場所 1」で開始したが、4/17からは集中的に「観察場所 2」での羽化となった。
その後4/28頃から「観察場所 2」での羽化の個体数が増え始めた結果となった。
メスの羽化が先行し、8日後からオスの羽化を確認した。

居残りの羽化日の場合は、その前日を羽化日としてリストに記載。


冬場にヤゴ探しで環境を確認してみたが
▼観察場所1近くの湿地
乾燥していて、枯れた植物が柔らかく重なっているわけではなく、どこで越冬しているのか見た感じでも全くわからない。
朽木などはあるのでその下や、一部野バラがありその周りに積み重なった植物がある場所等があるのでその周辺の気もする。

▼観察場所2近くの湿地
観察場所1より多くの植物があるため、冬場は枯れた植物が折り重なっている。越冬場所は植物の下などの可能性。

観察場所による羽化開始時期の差は、それぞれの観察場所近くの湿地の状況の差と思われる。

春先、暖かくなり雨が降り溜まりやすくなると、「観察場所2」近くの湿地は植物が多いこともあり早く湿地化してくることと、もともと日当たりは良い湿地なので羽化までの有効積算温度が観察場所1より早く達するためかと思われる。



# by Nature_Oyaji | 2021-05-05 16:22 | トンボ | Comments(0)
2021年 05月 02日

ムカシトンボ 産卵

■ムカシトンボも産卵の時期
3週間前に羽化していたムカシトンボももう産卵の時期。
今季はオスのバトルを残したく、またSONY α7RIII+Carl Zeiss Batis 2/25を予めセットし待機。

11時頃産卵していたメスを発見

ムカシトンボ 産卵_f0324026_21384457.jpg
ムカシトンボ 産卵_f0324026_21391270.jpg
ムカシトンボ 産卵_f0324026_21392068.jpg
ムカシトンボ 産卵_f0324026_18230774.jpg
SONY α7RIII+FE 90mm F2.8 Macro G OSS

午後になり数組交尾態を目撃
その中の1組。産卵中だったメスを捉えたようですが、長時間産卵していたメスは飛べなくなったようで、飛翔出来ずの状態。
その後もオスはメスを引きずりながら移動していったが、メスはなかなかついていけない。
ムカシトンボ 産卵_f0324026_21423079.jpg
SONY α7RIII+FE 90mm F2.8 Macro G OSS

■今日の結果
●飛来する個体数は少なめ
本格的な時期ではないのだろうか、11時過ぎからパラパラと飛来するのだがさほど個体数は多くない。
採集者も何人もいたので容赦ない採取圧もあった為も影響していたのかもしれない。


# by Nature_Oyaji | 2021-05-02 14:32 | トンボ | Comments(0)