2020年 09月 27日
■2度めのカトリヤンマ 産卵 前回に続き2度めのカトリヤンマ産卵撮影。 今回はもう一度広角での撮影と、午後晴れ間が出るとの予報もあり、またメスのクリーニング行動撮影が目的。 クリーニング行動撮影は難しすぎて出来ない可能性大だが、前回は産卵中から飛び上がり、目の前で長時間ホバリングする様子を確認していたので、他にも何か撮影チャンスに繋がる事が見つかればというのが本音。 先程のホソミオツネントンボ探索もあったので、前回の産卵時間帯(15時半頃)より早めに観察。 谷戸の一番奥側、日当たりは割と良い場所なのだが、ここでは越冬時期間近の頃、ホソミイトトンボを見ているのでその探索も行ったが、前回、今回も見つからなかった。 14時半頃、ホソミイトトンボがいそうな草原を歩くと、1頭のカトリヤンマが飛び出してきた。 前回より約1時間も早い時間だったので少々驚いた。秋が深まると日も短くなるのでだんだん産卵開始時間帯が早くなるのだが、もうそんな時期と考えたほうが良いのかも知れない。 1頭見つかったので周りを見渡すと、同様に産卵に来ているカトリヤンマが数頭飛翔中。 ●望遠撮影 広角レンズに変更して撮影に臨んだのだが、今日のカトリヤンマは全て超敏感で、産卵開始後1分程放置してから寄ろうとしても、数m手前で飛んでしまう。広角ではとても無理で、直ぐ望遠に変更して撮影としたが、望遠での撮影もおぼつかない。時間帯によるものなのか、時期によるものなのか、でも前回は広角撮影は出来ているので時期は違う可能性があるが、何にせよ近寄れない。 それでも何とか数カット撮影。2枚めの個体は雄型雌の様で、複眼の青色が強めだった。 SONY α7RIII+FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS ●広角撮影 望遠での悪戦苦闘撮影後の15時半頃。何とか望遠での撮影は出来たので、懸念の広角撮影開始。 敏感さは相変わらずだが、産卵開始後少し落ち着かせてから5m程離れた所で身を低くし、膝で移動しながら接近し、カメラとトンボ間約30cm程まで距離を詰め、ようやく撮影。 ▼24mm トリミングなし。 SONY α7RIII+SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN ▼70mm 傾きがあったため修正したので、結果的にややトリミングとなった。 SONY α7RIII+SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN ▼55mm 正面から。こちらも角度修正で結果的に少々トリミング。 SONY α7RIII+SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN ■今回の結果 ●産卵開始時間帯 既に9月も終盤。気持ち的にはまだまだ先と思っていたのだが、季節は早く進んでいる。 日が短くなるのは感覚的にはもう少し先で、その変化に合わせて産卵時間帯は早まるのですが、もうそんな時期で、改めてこの時間帯から産卵するものと考えたほうが良さそう。 ●クリーニング行動撮影 今日のカトリヤンマは何故か全て敏感過ぎで、飛び上がった後はすぐ移動してしまう個体が多かった。 ただ全てではなく、たまにホバリングする個体もいるのを確認。 撮影イメージとしては、飛び上がり、その場でホバリングした所をMFで連写し、クリーニング行動するのを祈る…という感じ。 なのでカトリヤンマを探す際は、撮影出来る様セットしたカメラを常に持って田んぼを歩くしかなさそう。
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by Nature_Oyaji
| 2020-09-27 16:40
| トンボ
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2020年 09月 27日
■羽化を確認後、すっかり季節は変化し、初秋の様子を確認 このあとのカトリヤンマ産卵撮影も兼ねて訪問した谷戸。 7/2の早朝にホソミオツネントンボの羽化を確認したが、その後は探索もせずにいた。 田んぼ脇には左右に三角形に流れる谷戸特有の細流があるのだが、その一方の斜面側を探索。 反対側は樹木で覆われている場所で暗すぎるため過去の観察では寄り付いていない。 細流に沿ってあるくと、やはりそこここにホソミオツネントンボを確認。 ここで暫く過ごし、冬にいつもの越冬場所へ移動していくのだろう。 ●ホソミオツネントンボ SONY α7RIII+FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS ■今日の結果 ●越冬にはまだまだ早い時期 ここで越冬時期になったら移動しているはずだが、移動時期についてはホソミイトトンボについては追った事があったが、ホソミオツネントンボについては未確認。 個体数も多くないので確認としては訪問して見つけることが出来るかどうかのみなので、たまたまその日は天候などで隠れていただけ、こちらの探索が悪く見つけられなかっただけの可能性大のため、この確認は難しい。
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by Nature_Oyaji
| 2020-09-27 12:28
| トンボ
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2020年 09月 27日
■アオイトトンボと同じ場所に生息するアオモンイトトンボ 特に特筆すべきことはないが、アジアイトトンボを捕食している雌のアオモンイトトンボを確認。 肉食ゆえの獰猛さを感じる一場面だった。 ●オス ●交尾態 雄型雌とのペア。 SONY α7RIII+SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO Art ●アジアイトトンボを捕食中のアオモンイトトンボ(♀) 食われているアジアイトトンボとのサイズ違いや色の状況などでアオモンイトトンボ(♀)とした。 ただ単にメスのみでいる所を見ても、知識不足で判断が出来ないことが多い。 それでも見た瞬間、何となく大きさが小さく体が細めに思える場合とそうは思えない場合があるので、この感覚が違いとして正しいのか、改めて確認したい。 ▼トリミングなし
SONY α7RIII+SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO Art #
by Nature_Oyaji
| 2020-09-27 10:13
| トンボ
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2020年 09月 27日
■アオイトトンボ 近場の生息場所の状況確認 近場のアオイトトンボの生息場所は3ヶ所。先週はそのうちの2ヶ所を訪問し、1ヶ所では産卵を確認(撮影は強風でできず)。もう1ヶ所も先週訪問していたが、風などの影響なのか見当たらなかった。 今回はその見当たらなかった場所を訪問。天気は昨日雨だったが、今日は朝から曇りで気温は17度前後。訪問時間は9時過ぎ。結果は時間的なものか交尾態は見られなかったが、やはりどこかに隠れていたようで、活発な姿を確認。 ●オス SONY α7RIII+SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO Art ●メス ▼雄型雌 体色は雄と同系、また複眼は青くなっていた。 SONY α7RIII+SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO Art ▼こちらは茶系 複眼も体色も褐色系。未成熟のための色なのか知識がないが、毎年ここで確認している。 ■今回の結果 ●ここでの今日の産卵は未確認 他の場所では午後14:00頃、産卵を確認しているので、時間的に早かったためか。 オオアオイトトンボが夕方16時過ぎ産卵するようにアオイトトンボは午後14時前後からなのかもしれない。
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by Nature_Oyaji
| 2020-09-27 09:40
| トンボ
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2020年 09月 21日
■前日何とかマダラヤンマの撮影が出来たので、今日は懸念のミルンヤンマ産卵と交尾態探索 産卵については先日導入したワイヤレスシステム(しっかりディフューザーも追加で取り付け)でのテスト撮影と、産卵個体を探しつつ、同時に交尾態探索。 ミルンヤンマの生態については全く知識がないので、今日は朝から夕方まで観察日とした。 天気は8時頃から晴れの予報で、気温は最高気温で25℃と秋らしい日。 ●8:30に1頭目の産卵個体飛来 気付くと近くの朽木で産卵していた。 例によってまた産卵中に近付いた所で飛ばしてしまった。再び戻ってくれた所を撮影したのですが、まだ例のワイヤレスシステムの撮影設定決めも出来ないうちだったのでもたもたしてしまった。 30分ほど同じ付近で産卵していたが、結果を残せないまま何処へ。 ●探雌行動 前回に比べて飛んでくる個体数が少ない。実は午後から採取者が来ていたので、採取圧のためなのかもしれない。 この日は午前中に1度、午後は2度ほど飛来だった。 ●2度めの産卵 だいぶ日が傾いてきた16時過ぎにようやく産卵個体が飛来。 まずは沢脇の朽木で産卵。 そのままではだいぶ暗がりの場所だったので、絶好のテスト撮影場面。いろいろテスト撮影し条件決めしたワイヤレスでのストロボ撮影。 設定が良かったのか結果は良好。 ●近くに移動しまた産卵開始 柔らかい生みやすい場所だったのか、暫く集中して産卵していた。 やや斜め前方向からの撮影で、F値設定から被写界深度が足りず、産卵針部分がボケてしまい少し残念。 横に移動して真横付近からのカットも残せばよかった。 ●体勢を徐々に変えての産卵 ■今日の結果 ●産卵個体は2度 早朝と夕方遅めの時間帯に飛来。 ●交尾態探索 個体数も少なく、採取されている可能性もあり、機会が少なくなったため期待薄。 ●交尾態になるタイミング 「里山のとんぼ」にはミルンヤンマの交尾態の写真が掲載されている。 「産卵中のメスをオスが捉えて・・」と書かれており、産卵を観察されている時に探雌で来たオスが交尾態になったものの様。交尾態撮影ではムカシトンボなどでは、産卵中のメスを探してそのままオスが来るのを待ち、交尾態になる場面を撮影するのがよく行う手法ですが、ミルンヤンマも同様で良いようだ(が・・大方直ぐ高い所に行ってしまう可能性が大きい)。 ただ今回は一度、産卵している所にオスが探雌で通ったものの気付かず素通り。 ヤンマは探雌しているはずなのに、何故か気づかない事が多い。素人考えですが、産卵中のメスにはまだ他のオスとの受精卵があるので、先にしっかり産卵をさせて、終わったタイミングで交尾態になり自分のDNAを残す事を選択しているのかもしれない。 以前試したのですが、ヤブヤンマのオスが探雌で産卵中の雌に近寄った時、初めはメスに気付かなかったのですが、メスをわざと飛ばしてみるとしっかり反応し交尾を仕掛けた事があった事を思い出した。「産卵場所から離れた」=「他のオスとの受精卵を生み終えた可能性」でスイッチが入り、交尾態を仕掛けるのか。 ただ種類によって探雌状況が違うパターンも観察していて、ネアカヨシヤンマ は午前中枝などに止まっているメスを探しているが、これまた見つけるのが下手で、探雌で近くに寄っても見つけられない事も見ている。産卵中の雌を襲うのかはネアカヨシヤンマについては不明。 ヤンマではないが、先日交尾態観察したハネビロエゾトンボやタカネトンボは産卵に来た雌を連れ去る。ホンサナエは何度か卵塊を作り無事に産卵が終わったあと連れ去られていく。 産卵中の個体は襲わない(案外本当に見えていない可能性もあるが)種類や、産卵に来た雌をすぐ連れて行ってしまう種類などもいるし、交尾態自体の時間も長いもの、短いものもあり、答えは出ないもののいろいろ考えたいことがありすぎて書ききれず、またまとまりもないのですが取り敢えずはここまでに。 ●ワイヤレスストロボシステム もっと小型のストロボが扱いやすいかと思ったが、このサイズでも全く問題なし。 とっさの設定のため、予めてテストした設定を保管。
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by Nature_Oyaji
| 2020-09-21 17:16
| トンボ
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