オヤヂのご近所仲間日記

sskk3311.exblog.jp
ブログトップ

タグ:タテジマカミキリ ( 4 ) タグの人気記事


2018年 02月 18日

ヒナカマキリ探しと予期せぬ嬉しい出会い

■天の川撮影後、せっかくなので以前初めて見つけたヒナカマキリポイントチェックへ
5時まで天の川撮影後、撤収方々途中にあるヒナカマキリの生息地を再訪問。
昨年は1度訪問していますが、その際は成虫は見つけることが出来ずにいました。
また以前産卵場所となっていたバランが綺麗に刈り取られていたため、新たな産卵場所も気になっています。

●ヒナカマキリ卵鞘探し
刈り取られたバランですが、新しい葉が若干生えていて、幸いにも卵鞘を数個発見。
近くの古めのバランにも5~6個、葉の表や裏にすぐ見つかりました。
他にも目に付かない卵鞘もあるはずですので、それなりの数があるものと想像です。
f0324026_19310400.jpg

産卵場所になっているバランですが、日当たりが悪いと日光を求めて茎が伸びてしまう様で、何ヶ所かのバランは下の写真の様な状況。

この様な状態のバランを探しても卵鞘は見つからず。
思うに明るい時間帯での産卵時とすると、細い茎を登る際は捕食者に見つかりやすくなる為、避けているのかもしれません。
或いは夜の産卵とすると見つかり難いと考えられますが、今度は卵鞘は見つかり易く、時に食べられてしまうのではないか。
葉には卵鞘跡がいくつかあり、ひょっとしたら捕食された結果なのかもしれません。
f0324026_19335938.jpg

好みは古めの葉が残り、丈が低いバランのある下の写真の様な所。

f0324026_19370071.jpg
全てOlympus E-M1II+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

バラン以外も卵鞘を探してみましたが、都下の産地の様に竹には産み付けはなく、内房で見た木の皮の間にも見当たらない。場所場所で生き残りやすい産卵場所があるのかもしれません。


その他、以前探したことがなかった斜面上のバランを探すと、丈の低いバランには卵鞘が見つかり、また更に一番低めのエリアでも卵鞘が新たに見つかったので、やはりこの付近には広く分布している様。

今後もまた訪問して確認していきたい。

●予期せぬ出会い
バランに産み付けられた卵鞘を探していて、ふっと見上げたカクレミノですが、そこに2年ぶりのタテジマカミキリ越冬個体を発見!枝を引っ張っての撮影。

元々このエリアにも何本かカクレミノがあり、程よく育っている木の枝先は沢山の食害が見られ、タテジマカミキリがいるのは確実。ここから近い別の場所もここ以上に食害を受けているカクレミノが多数あるのですが、何故か越冬中の個体は見つけられずにいましたが、ようやく発見です。

▽体半分位が埋まる位、枝を削って自分の隠れ場所を作成
f0324026_07001262.jpg
▽太さは自分の体の倍位が好みの様
f0324026_19501651.jpg
Olympus E-M1II+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

念のため、もう一ヶ所の食害多数のポイントにも訪問してみましたが、やはりこちらは相変わらず発見できず。
日当たりが良く、過ごしやすい場所で越冬しているのでしょう。

その代わり(でもありませんが)アオバハゴロモの冬虫夏草(?)を発見。
●アオバハゴロモ
f0324026_20011069.jpg
f0324026_20015555.jpg
Olympus E-M1II+M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

今日はこれにて撤収。



by Nature_Oyaji | 2018-02-18 20:05 | カマキリ | Comments(0)
2016年 10月 02日

ヒナカマキリ探し その2

今日は以前卵鞘を見つけた場所に茨城のSさんとその友人の方、Fさんも集まり皆でヒナカマキリの成虫探し。
天候が少し悪く曇り空のため活性が低いと思われるのでどうなるか・・。

探索開始!
皆でそれぞれ思い思いの場所で探すもどうにも見つかりません。
卵鞘は既に20個以上産み付け済。成虫が既に死滅したとも思えません。
実際、以前訪問した都下の生息場所では、別の方々が10月下旬に観察しています。
なお、産卵について調べると一匹の♀は数回産み付けるらしい。
3回としても7匹程度はここに産み付けたことになります。

探した場所は地面や産み付けられたバランの回り。結局1時間ほど探したものの、誰も見つけられず残念ながら解散。
オヤヂはともかく、3人も昆虫探しに長けたメンバーでも探せないとなると、ひょっとしたら地面ではなく木の上?なのかもしれません。
生態を検索した所、どうやら樹上生活は行わないようで好地性、常緑広葉樹林の林床を離れないとあります。

また別の論文にはヒノキの樹皮の内側にも産卵するとありました。思い出してみると今日の場所には大木のヒノキがあり、かなり樹皮はめくれて隙間が空いていたので、隠れている可能性があります。

■次回訪問計画
▽ヒノキの樹皮回りのチェック
▽もう少し探索範囲を広げる
 ・生態的には広葉樹の落ち葉の林床が好みなので、そんな場所がないかどうか 
 ・探索した場所の地面は竹の落ち葉ばかりでペタッとしているので隠れることが出来ない ⇒ バランには産卵のみに来ている可能性
▽夜行性らしい ⇒ 夜の探索実施もしてみる 産卵も夜なのかもしれない
▽どうしても見つからないようなら気温がもっと低めになる月末まで待って、天気の良い日に日なたぼっこするために草の上に出てくるのを待つ

他の場所を探すのも平行して行うが(卵鞘探し)、活動期間の11月のうちにこの場所をじっくり探索しておきたい。

●探している時見つけたトウキョウサンショウウオ
たまたま朽ちた竹を退けた所、その下に潜んでいました。
f0324026_19280211.jpg
Olympus E-M5II+M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

サイズから10年以上生きている個体との説明。

あとで虫友Tさんに聞いた所、
▽サンショウウオは産卵の時のみ水場に降りて来て、それ以外は山で過ごす
▽山ではこのように何処かに潜んでいて、夜などに出てきて餌探し
▽脈拍等新陳代謝が低いため、10年以上の長寿命
との事。サンショウウオは子どもの頃から見てはいましたが、生態についての知識が抜けていました。
それにしてもここは結構高い山の上。産卵場所と思われる下の水場からは相当の距離と標高差。驚きです。


さて今日はそんなわけで残念ながら解散となりましたが、悔しいのでもう少し探してみる事に。
実はどうせ行くならと、その近くの別の神社を3ヶ所ほど訪問予定地として探してありました。
結果は
▽2ヶ所は集合場所に来る前に確認してみましたが、両方共卵鞘は確認できず。
▽残るもう一ヶ所を解散後訪問してみましたが、こちらもダメ。

もう一ヶ所、以前タテジマカミキリ探しで訪問した神社を思い出し、そこへ移動。

移動途中に大きめな神社があったのでダメ元で探索。 
すると鐘つき堂の脚部分に一つだけありました!
●ヒナカマキリ 卵鞘 どうにも卵の数が通常の半分程度 あとで生態について調べていた所、卵の数はその時の栄養状態によるらしい
f0324026_18493603.jpg
f0324026_18503975.jpg
Olympus E-M5II+M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

回りを念入りに探してみましたが、成虫は見つからず、卵鞘もこの場所ではこの一つだけ。

それでもこの山にはいることはわかったので、色々な所をチェック。
●石灯籠にあった古い卵鞘(孵化済)
f0324026_18531097.jpg
Olympus E-M5II+M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

●別の建物の裏にあった卵鞘 これも数が足りない
f0324026_18535141.jpg
Olympus E-M5II+M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

産卵しそうなツワブキやバランに似た植物の葉の裏もいろいろ調べて回りましたが、植物への産卵は見つけられず。
場所が違うのかもしれません。こちらも遅めの時期に、日当たりの良い所に出てくるのを待つのが良さそうです。

タテジマカミキリ探しの神社到着。
夏を過ぎたカクレミノの新芽部分を見ると、かなりの確率で食害されている跡が。
タテジマカミキリの幼虫は確実に潜んでいます。幼虫はこのまま3年ほど過ごす様です。
f0324026_19034031.jpg
f0324026_19034657.jpg
Olympus E-M5II+M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

▽タテジマカミキリとカクレミノの関係(妄想)
食害を受けるカクレミノですが、長年の共存共栄による進化で実は枝を増やすのに役立っている・・のかもしれないなと。実際、食害を受けるとその部分からはしっかり次の枝が伸びるようになっており、時には同時に2つの枝が出る場合もある。(下の写真は食害の後、同時に2つ枝が出て、更に一方は食害されているもの)
f0324026_19110347.jpg
Olympus E-M5II1+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

さて改めてこの神社でヒナカマキリ探し。
卵鞘がありそうな場所を見て回りましたが、とうとう見つけられず終了。

▽カエルとヒナカマキリ(また妄想)
撤収時、結構な数のアカガエルを目撃。越冬のために山に登ってきたものでしょうが、ここでまた妄想。
こんなカエルが徘徊していたら、ヒナカマキリは格好の餌。
卵鞘が沢山あった山にはカエルは登っておらず、過去捕食者がいないため生息場所として残されていたものではないかと推測。


皆さん、お疲れ様でした。
次回は何とか見つけたい。







by Nature_Oyaji | 2016-10-02 19:22 | カマキリ | Comments(0)
2016年 01月 17日

タテジマカミキリ ようやく発見

房総へ家庭サービスで訪問。
ちょうど房総は水仙の頃。かみさんたちが見ている間、懸念だったタテジマカミキリ探しを実施。

山あいの日当たりの良い場所に行くと、約5m程のカクレミノの木があり、見上げた2.5m上の枝先にようやくお目当てのタテジマカミキリを発見。

●タテジマカミキリ(雌雄は不明)こうしてみるとやはり見事な擬態。写真は深度合成したので葉っぱなどが不自然な仕上がり。
f0324026_232138100.jpg
f0324026_22541864.jpg
f0324026_23243277.jpg
Olympus E-M1+M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO(テレコン付)

この個体がいた同じ枝のすぐ上には越冬個体がいたと思われる新鮮な跡。
f0324026_22564393.jpg
Olympus E-M1+M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO(テレコン付)

この空き家の推測ですが
▽この場所もすでに採取者には知られていて、すぐ上にいたと思われる個体は残念ながら採取された可能性。
この個体を見ると触角が片方折れていたため、採取を免れたのか。
▽あるいは、妙に樹液が出ているので、この個体が一度越冬場所を作ったものの、気に入らなかったのかも。
今の様子を見ると樹液は出ていないので、出る場所では一冬過ごせないのかもしれない・・。

多分後者の可能性が高い気がします。

さてさて、たまに家庭サービスをすると、何やら出会いの神様が降りてきてご褒美をくれるようです。
お陰様でこの冬の目標の一つのタテジマカミキリ探しは2連敗で決着。




by Nature_Oyaji | 2016-01-17 23:15 | 自然 | Comments(2)
2016年 01月 04日

タテジマカミキリ探し

正月休みも今日でおしまい。最終日はこの冬の目標の一つの「タテジマカミキリ」探し。

タテジマカミキリは体長約2cm、触角はそれ以上に長い。越冬時は食草のカクレミノ等の枝に少し体を収められるくぼみを作り、触角を前方に出してしがみつく。色も形も越冬するための擬態ですが、加えて数が少ないようで探すのには苦労しそう。

予め食草のカクレミノが多数自生している場所をネット等で検索してダメ元で訪問。
食草のカクレミノ(隠蓑)はウコギ科の常緑亜高木で5~7メートル程にもなる木。ここには木登り出来るほど成長した大きなものや、1m、2m程度のものなど様々。

ネットでの越冬写真を見ると、タテジマカミキリの体長からしてあまり太い枝は好みでないらしいので、大きく成長した木や若木などの大人の小指~人差し指程度の太さの部分を中心に丹念に確認。

■山道での確認
日当たりは周りに杉等巨木があるためあまり良くなく、所々スポット的に光がある所にカクレミノは生えている感じ。それでも大きく成長しているものや、若木のものまで多数。常に光がなくても成長出来るようです。
約1時間程山道を歩きながら一本一本チェックしてみたものの、越冬個体もまた過去越冬したであろう噛み跡も見つかりません。

■一旦戻って別の場所を確認
今度は開けた場所の日当たりの良い場所にあるカクレミノを見ると、若木で先端が無くなっているものが数本あり、引き寄せた際折れてしまった枝に幼虫を発見。
▽右の枝が食害されていた部分。中央にあった枝も食害を受けた跡が・・。
f0324026_15114448.jpg
▽折れた枝内にいた幼虫 体長は3cm程。
f0324026_15125646.jpg
▽近場の日当たり良好な場所の若木を見ると、かなりの確率で同様の食害を受けていると思われるものを発見。先端には少し穴が開いています。割ってはみなかったものの、中には幼虫がいるものと思われます。ここには案外個体数は多いのかもしれません
f0324026_15185548.jpg
f0324026_1519185.jpg
▽並んで生えている3本とも食害の可能性
f0324026_15191452.jpg
f0324026_15194291.jpg
▽幹の傷がふさがっていて、恐らく過去越冬したと思われる場所
f0324026_15355662.jpg
すべて Olympus E-M1+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

今日の結果
幼虫がいるのは日当たりの良い若木で、大人の小指程の太さのもの。
それは自分の体のサイズと食する部分のサイズが同じくらいの太さ。
また潜んでいる枝の先端は無く、食いつくされているためのよう。
先端には少し穴が開いる。などなど。

さて肝心の成虫ですが、何処にいるのか・・。
生態としては暖かい場所のものは夏に成虫となり、越冬して翌春に産卵するとあります。そうなると幼虫がいた若木の近くにいるのが普通です。
見つけられなかったのは目の届かない高い所にいた可能性が高いです。あるいはヤツデも見て回ったのですが、今回見落としている別の食草の可能性も。
次回訪問時はもっと高い所まで木登りすることと、今一度別の食草の確認をしておくことですね。


by Nature_Oyaji | 2016-01-04 16:29 | 自然 | Comments(3)